仙北市議会 > 2013-02-26 >
02月26日-01号

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  1. 仙北市議会 2013-02-26
    02月26日-01号


    取得元: 仙北市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-02
    平成25年  3月 定例会                               仙北市告示第3号 平成25年第1回仙北市議会定例会を、平成25年2月26日仙北市役所田沢湖庁舎に招集する。 平成25年 2月19日                           秋田県仙北市長 門脇光浩          平成25年第1回仙北市議会定例会会議録議事日程(第1号)                 平成25年2月26日(火曜日)午前10時開会第1 会議録署名議員の指名第2 会期の決定第3 諸般の報告    市政報告、施政方針    教育行政報告、教育行政方針    議会動静報告    監査報告第4 報告第1号 専決処分の報告について第5 議案第1号 平成24年度光ブロードバンド設備整備事業工事請負変更契約の締結について第6 議案第2号 大曲仙北広域市町村圏組合の共同処理する事務の変更及び大曲仙北広域市町村圏組合の一部変更について第7 議案第3号 大曲仙北広域市町村圏組合の共同処理する事務の変更に伴う財産処分について第8 議案第4号 秋田県後期高齢者医療広域連合規約の一部変更の訂正について第9 議案第5号 仙北市市道の構造の技術的基準等を定める条例制定について第10 議案第6号 仙北市準用河川に係る河川管理施設等の構造の技術的基準を定める条例制定について第11 議案第7号 仙北市営住宅等の整備基準を定める条例制定について第12 議案第8号 仙北市都市公園の設置に関する基準等を定める条例制定について第13 議案第9号 仙北市布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例制定について第14 議案第10号 仙北市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定について第15 議案第11号 仙北市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例制定について第16 議案第12号 仙北市教育委員会教育長の給与及び旅費並びに勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例制定について第17 議案第13号 仙北市基金条例の一部を改正する条例制定について第18 議案第14号 仙北市民バス条例の一部を改正する条例制定について第19 議案第15号 仙北市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例制定について第20 議案第16号 仙北市簡易水道事業給水条例の一部を改正する条例制定について第21 議案第17号 仙北市小規模水道事業等給水条例の一部を改正する条例制定について第22 議案第18号 仙北市水道事業給水条例の一部を改正する条例制定について第23 議案第19号 仙北市浄化槽整備事業に関する条例の一部を改正する条例制定について第24 議案第20号 仙北市集落排水施設条例の一部を改正する条例制定について第25 議案第21号 仙北市集落排水事業受益者分担金条例の一部を改正する条例制定について第26 議案第22号 仙北市県営土地改良事業等分担金徴収条例の一部を改正する条例制定について第27 議案第23号 仙北市営住宅条例の一部を改正する条例制定について第28 議案第24号 仙北市下水道条例の一部を改正する条例制定について第29 議案第25号 仙北市社会教育委員に関する条例の一部を改正する条例制定について第30 議案第26号 平成25年度仙北市下水道事業特別会計への繰入れについて第31 議案第27号 平成25年度仙北市集落排水事業特別会計への繰入れについて第32 議案第28号 平成25年度仙北市浄化槽事業特別会計への繰入れについて第33 議案第29号 平成25年度仙北市簡易水道事業特別会計への繰入れについて第34 議案第30号 平成25年度仙北市病院事業会計資本剰余金の処分について第35 議案第31号 平成25年度仙北市一般会計予算第36 議案第32号 平成25年度仙北市集中管理特別会計予算第37 議案第33号 平成25年度仙北市下水道事業特別会計予算第38 議案第34号 平成25年度仙北市集落排水事業特別会計予算第39 議案第35号 平成25年度仙北市浄化槽事業特別会計予算第40 議案第36号 平成25年度仙北市国民健康保険特別会計予算第41 議案第37号 平成25年度仙北市後期高齢者医療特別会計予算第42 議案第38号 平成25年度仙北市介護保険特別会計予算第43 議案第39号 平成25年度仙北市生保内財産区特別会計予算第44 議案第40号 平成25年度仙北市田沢財産区特別会計予算第45 議案第41号 平成25年度仙北市雲沢財産区特別会計予算第46 議案第42号 平成25年度仙北市簡易水道事業特別会計予算第47 議案第43号 平成25年度仙北市病院事業会計予算第48 議案第44号 平成25年度仙北市温泉事業会計予算第49 議案第45号 平成25年度仙北市水道事業会計予算第50 議案第46号 平成24年度仙北市簡易水道事業特別会計への繰入れ額の変更について第51 議案第47号 平成24年度仙北市病院事業会計資本剰余金の処分について第52 議案第48号 平成24年度仙北市一般会計補正予算(第7号)第53 議案第49号 平成24年度仙北市集中管理特別会計補正予算(第2号)第54 議案第50号 平成24年度仙北市下水道事業特別会計補正予算(第2号)第55 議案第51号 平成24年度仙北市集落排水事業特別会計補正予算(第2号)第56 議案第52号 平成24年度仙北市浄化槽事業特別会計補正予算(第2号)第57 議案第53号 平成24年度仙北市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)第58 議案第54号 平成24年度仙北市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)第59 議案第55号 平成24年度仙北市介護保険特別会計補正予算(第3号)第60 議案第56号 平成24年度仙北市生保内財産区特別会計補正予算(第3号)第61 議案第57号 平成24年度仙北市田沢財産区特別会計補正予算(第2号)第62 議案第58号 平成24年度仙北市雲沢財産区特別会計補正予算(第1号)第63 議案第59号 平成24年度仙北市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)第64 議案第60号 平成24年度仙北市病院事業会計補正予算(第3号)第65 議案第61号 平成24年度仙北市水道事業会計補正予算(第3号)第66 議案第62号 市道の変更認定について第67 議案第63号 仙北市過疎地域自立促進計画の変更について第68 議案第64号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について第69 議案第65号 公の施設の指定管理者の指定について第70 議案第66号 仙北市手数料条例の一部を改正する条例制定について第71 議案第67号 仙北市障害程度区分認定審査会の委員の定数等を定める条例の一部を改正する条例制定について第72 議案第68号 仙北市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例制定について第73 議案第69号 仙北市田沢財産区管理委員選任につき同意を求めることについて第74 議案第70号 仙北市田沢財産区管理委員選任につき同意を求めることについて第75 議案第71号 仙北市田沢財産区管理委員選任につき同意を求めることについて第76 議案第72号 仙北市田沢財産区管理委員選任につき同意を求めることについて---------------------------------------出席議員(21名)      1番 高橋 豪君       2番 熊谷一夫君      3番 門脇民夫君       4番 平岡裕子君      5番 狐崎捷琅君       6番 田口寿宜君      7番 阿部則比古君      8番 佐藤直樹君      9番 黒沢龍己君      10番 小田嶋 忠君     11番 荒木田俊一君     12番 安藤 武君     13番 小林幸悦君      14番 伊藤邦彦君     15番 青柳宗五郎君     16番 八柳良太郎君     17番 田口喜義君      18番 藤原助一君     19番 高久昭二君      20番 稲田 修君     22番 佐藤峯夫君---------------------------------------欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長      門脇光浩君     副市長     田邉浩之君  教育長     熊谷 徹君     総務部長    倉橋典夫君  市民生活課長  高橋俊一君     福祉保健部長  高田紀市君  観光商工部長  太田和彦君     農林部長    佐々木公雄君                    会計管理者兼  建設部長    佐藤秋夫君             黒沢隆悦君                    会計課長  教育部長    草なぎ 悟君    医療局長    藤村好正君                    総合産業  企業局長    新山敦晃君             高橋新子君                    研究所長  監査委員会             農業委員会          熊谷直人君             田口安業君  事務局長              事務局長  総務部次長兼            総務部次長兼          田中宣男君             佐藤 強君  財政課長              企画政策課長  総務課長    運藤良克君     観光課長    草なぎ博美君  商工課長    平岡有介君---------------------------------------事務局職員出席者  議会事務局長  布谷毅久雄君    書記      三浦清人君  書記      藤岡 純君--------------------------------------- △開会及び開議の宣告 ○議長(佐藤峯夫君) 平成25年2月19日付をもって招集の平成25年第1回仙北市議会定例会は、ただいま出席議員21名でありますので会議の定足数に達しております。 ただいまから開会いたします。 広報及び報道関係者の撮影を許可いたします。 本日の議事日程はお手元に配付のとおりであります。                             (午前10時00分)--------------------------------------- △会議録署名議員の指名 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、2番、熊谷一夫君、3番、門脇民夫君を指名いたします。--------------------------------------- △会期の決定 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 議会運営委員長の報告を求めます。 10番、小田嶋忠君。 ◆10番(小田嶋忠君) おはようございます。 平成25年第1回仙北市議会定例会に当たり、2月20日、仙北市役所田沢湖庁舎第4、5会議室において、議会運営委員会を開催しましたので、その経過と結果について御報告いたします。 出席委員は7名全員であります。職務出席として佐藤議長、委員外議員として青柳副議長、またオブザーバーとして熊谷議員が出席しております。説明のための参与として、門脇市長、田邉副市長、倉橋総務部長、田中総務部次長、佐藤総務部次長、運藤総務課長が出席しております。書記には、議会事務局、三浦局長補佐、藤岡係長を任命し、職務出席として布谷議会事務局長が出席しました。 議会運営委員会では、本定例会の会期日程について協議いたしました。 第1回定例会に当局より提案される案件は、報告関係1件、契約関係1件、条例関係27件、予算関係36件、その他3件、指定管理者関係1件、人事関係4件の計73件であります。 これらの提出案件について市当局より概要説明を受け、慎重に協議した結果、本定例会の会期を本日から3月22日までの25日間と決定いたしました。 会議の日程については、お手元に配付のとおり、会期1日目となる本日は、諸般の報告後、本定例会に提案される議案上程説明を行います。 なお、議案第1号 平成24年度光ブロードバンド設備整備事業工事請負変更契約の締結については、契約の工期が2月28日までとなっていることから、委員会付託を省略し、本日、採決まで行うことを、また大曲仙北広域市町村圏組合関係議案である議案第2号と議案第3号についても、秋田県の申請手続が3月15日までとなっていることから、委員会付託を省略し、本日、採決まで行うことを確認しております。また、人事案件である議案第69号から議案第72号の仙北市田沢湖財産区管理委員選任につき同意を求めることについても、運用例により、委員会付託、討論を省略し、本日、採決まで行います。 会期2日目から9日目までを休会とし、会期10日目の3月7日と8日の2日間を一般質問とし、質問者はそれぞれ4名を予定しております。 なお、与えられた一般質問の配分については、辞退することのないように御配慮のほど、お願い申し上げます。 会期12日目と13日目を休会とし、会期14日目の3月11日は、議案に対する質疑及び委員会付託を行い、本会議終了後は予算常任委員会を開催します。この予算常任委員会は、平成25年度一般会計予算案、平成24年度一般会計補正予算案が付託されますので、それらの議案に対する質疑を行い、その後に、各常任委員会と構成を同じくする分科会を設置し、各分科会への分担を行います。 会期15日目から24日までは休会としますが、休会中の3月12日から14日及び3月18日の4日間で、総務文教、市民福祉、産業建設の各常任員会及び予算常任委員会の各分科会審査を行います。 会期22日目の3月19日には予算常任委員会を再開し、各分科会審査報告、報告に対する質疑、会派の質疑の後、討論、採決を行います。 なお、3月15日の会派質疑の通告締め切り時間については、会派内で十分な協議をしたいという要請から、午後3時までとしております。 最終日の3月22日は、各常任委員会の委員長報告、委員長報告に対する質疑を行い、討論、採決を行う日程であります。また、平成24年度の国の補正予算対応と除雪費が不足する見込みであるため、最終日に補正予算の追加提案がある旨の説明を受けております。 本定例会の会期は25日間で、うち本会議5日、休会20日となります。休会のうち6日間は各常任委員会となる日程であります。 なお、議長より、議案審査に当たっては、上程された事案が全て正しいものだという先入観を捨て、より慎重な審査に当たるよう指示がありました。また、時限立法で行っている議員報酬の削減が平成25年3月31日までとなっていることから、会期中に今後の取り扱いについて協議することを確認しております。 以上、議事運営につきましては、特段の御協力をお願い申し上げ、以上、議会運営委員会の報告といたします。 ○議長(佐藤峯夫君) お諮りいたします。 今期の定例会の会期は、運営委員長報告のとおり本日から3月22日までの25日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認めます。 よって、会期は本日から3月22日までの25日間と決定いたしました。 なお、会期中の休会については、ただいま議会運営委員長報告のとおりとすることにも御異議ありませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認めます。 よって、会期中の休会については議会運営委員長報告のとおりとすることに決定いたしました。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第3、諸般の報告をいたします。 地方自治法第121条の規定により説明のため出席を求めた者は、門脇市長、田邉副市長、熊谷徹教育長、倉橋総務部長、高橋俊一市民生活部長、高田福祉保健部長、佐々木農林部長、佐藤秋夫建設部長、草なぎ教育部長、黒沢会計管理者、新山企業局長、藤村医療局長、高橋新子総合産業研究所長熊谷直人監査委員事務局長田口農業委員会事務局長、田中総務部次長、佐藤強総務部次長、運藤総務課長、草なぎ博美観光課長、平岡商工課長であります。 なお、本定例会において説明のため出席を求めた者のうち、成田選挙管理委員会事務局長は、本日、財産区選挙等の事務処理に当たるため欠席であります。以外につきましては必要に応じて参与を求めることといたします。 会議の書記は、三浦、藤岡の2名を任命いたします。職務のための出席は布谷議会事務局長です。--------------------------------------- △市政報告及び施政方針 ○議長(佐藤峯夫君) 次に、市政報告及び施政方針に入ります。 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) おはようございます。 平成25年第1回仙北市議会定例会の開会に当たり、主要事項並びに平成25年度の市政運営の基本方針等について申し上げます。 初めに、大規模畜産団地の誘致についてです。 議会の皆様、市民の皆様、そして関係各機関の皆様には、大変御心配をおかけいたしました。さまざまな御指摘をいただいた後、昨年度から黒沢・外谷地の両集落で何度も説明会を開催し、また両集落代表者には北海道鹿追町の大平畜産工業を視察いただきました。この間、市役所庁内に部局を横断してのプロジェクトチームを立ち上げ、集落からの不安の解消策の検討や要望の聞き取りを続けてきました。 これらを踏まえ、先ごろ両集落から事業の受け入れを了承する御返答をいただくことができました。事業導入を進めるに当たっては、3月下旬に、黒沢・外谷地両集落の代表者、仙北市及び株式会社秋田仙北夢牧場の4者で協定書を取り交わしたいと考えています。現在は、開発行為手続及び用地造成等の準備を進めていますけれども、今後とも、集落等と情報を共有しながら、丁寧に事業を進めていきたいと思います。 次に、災害廃棄物の広域処理についてであります。 昨年の岩手県野田村からの不燃系混合廃棄物の受け入れは、秋田県との業務受託期間、平成24年12月3日から12月28日まで、土、日、祝日を除く19日間、予定どおり行いました。期間中の運搬車両台数は、4トン車で延べ189台、受け入れ総量は487トンで、ほぼ計画どおりの内容となっています。 受け入れる不燃系混合廃棄物の安全確認については、秋田県及び向生保内地区連絡協議会の皆様との連携で、受け入れ前後に放射線量及び放射性物質濃度の測定を行いましたが、全て安全性に問題のない数値でありました。また、その測定値は、市の広報やホームページに随時掲載して公表しています。 次に、雪害対策についてです。 ことしの冬は、例年より降雪が早く、低温が続いていたことから、大雪に備え、1月15日に仙北市災害警戒部を設置し、雪対策に関するお知らせのチラシの配布や、防災行政無線、安全・安心メールなどを通じて、注意を呼びかけてきましたが、2月に入ってからも大雪の日が続き、市内各地の積雪深が150センチを超え、昨年の1.5倍の積雪となり、交通障害や文教施設等に雪害の発生が懸念されることから、2月25日、昨日に仙北市雪害対策部を設置いたしました。 今後、市内の危険箇所の確認や巡回パトロールを実施するほか、道路の除排雪の強化に取り組みます。また、卒業式等の行事を予定している小・中学校や、幼稚園、保育園、公共施設等の雪害対策を強化します。 関連する除排雪経費については、不足が見込まれることから、本定例会最終日に追加の補正予算を提案させていただきたいと考えております。 次に、一般会計補正予算についてです。 補正額は、4億898万3,000円の減額で、補正後の額は187億5,828万6,000円となります。補正予算の大部分が事業精算見込みによる補正で、新たな事業、国の予備費予算等でありますけれども、農業体質強化基盤整備促進事業費補助金4,900万円は、繰越明許費とさせていただきたいと思います。 今回の補正で、財源に余裕が生じたことから、財政調整基金繰入金の繰り戻しとして3億400万円を計上しました。これにより、平成24年度における財政調整基金からの繰入金は3億9,000万円となる見込みであります。 なお、国の緊急経済対策に基づく平成24年度補正予算関連事業については、仙北市でも事業費などの予算内容が固まり次第、平成24年度の補正予算として、今議会定例会に追加提案をさせていただきたいと考えております。よろしく御理解をお願い申し上げます。また、除雪経費についても、さっきお話ししたとおり予算不足が見込まれますことから、あわせて追加補正をお願いしたいと考えております。 次に、各部局等の主要事項並びに諸般の状況を申し上げます。 総務部です。 職員の退職手当の引き下げについて。 2月21日、秋田県内24市町村、秋田市を除いておりますが、退職手当の支給事務を委託している秋田県総合事務組合議会が開催され、平成25年度から27年度まで、段階的に一般職職員の退職手当を約15%、引き下げることを決定しました。 これは、民間との格差是正を目的に、国家公務員退職手当法の一部を改正する法律が平成24年11月26日に公布されたことに準じた措置であります。平成25年4月1日から施行され、25年度及び26年度は約5.6%、27年度は約3.8%が引き下げられます。 地域運営体について。 平成22年度から実施してきた各種事業を踏まえ、課題とされていた市が行うべき事業、また地域運営体が行うことで、取り組み効果が高まる事業を整理することを目的に、昨年11月、「地域運営体が実施する事業に関するガイドライン」を部内で策定しました。このガイドラインを同月開催の仙北市地域運営体連絡協議会で協議いただき、賛同を得ることができました。 昨年末には、各地域運営体ともにガイドラインに基づいた平成25年度の骨格・概算事業計画書を提出しています。ことし1月15日には、庁内各部局長等で新たに構成した地域運営体事業計画調整会議を開催し、地域運営体が実施しようとする事業内容などの情報の共有、事業の精査やすみ分けなどの協議を行っております。 第三セクターの経営改善について。 市内の4つの第三セクター、花葉館、西木村総合公社、アロマ田沢湖、西宮家の今後のあり方について、経営コンサルタントの協力をいただきながら、経営統合の可能性について検討を進めてきました。しかし、クリアしなければいけない課題が多く、引き続き議論を重ねる必要があると判断しました。 これまで行ってきた各社との協議の中で、新たな取り組みとして、民間企業からの増資による経営基盤の強化法、また4社の経営課題や財務状況等の事前共有など、取り組みが必要と思われる対応策案をいただいています。当面はこうしたことに着手しながら、同時進行で経営目標の達成に向けて連携することにしたいと思います。その成果を見きわめた上で、今後の方向性を整理いたします。 秋田内陸縦貫鉄道について。 会社・県・北秋田市と仙北市は、四者合意にある赤字額2億円以内を達成するため、イベントの連続投入や関連事業の強化、人件費の縮減、ダイヤの削減、急行列車車両の運用見直しなどで経営改善を進めました。先ごろ開催の取締役会では、目標は達成できる見込みとの報告を受けていますけれども、今後も、目標達成と路線存続に向け、取り組みを継続します。 田沢湖自然休養村管理センターの譲渡について。 昭和53年当時、田沢湖自然休養村事業の基幹施設として整備された田沢湖自然休養村管理センター「友情苑」については、これまで運営に当たってきた農事組合法人田沢湖自然休養村組合から、施設の無償譲渡について申し入れがありました。 自然休養村事業については、組合の解散とあわせて施設の取り扱いについて組合と協議をしてきましたが、農林水産省の補助事業で建設された施設であることから、県当局の指導もあり、有効活用を図ることを前提に、申し入れを受けて、施設を引き継ぐことになりました。今後、施設の具体的な利活用について検討を進めることにしております。 市民生活部です。 秋田県後期高齢者医療広域連合規約の変更に係る事務処理の誤りについて。 本事案については、平成24年5月7日付で秋田県後期高齢者医療広域連合から住民基本台帳法の一部改正に伴う広域連合規約の変更協議があり、平成24年第3回仙北市議会定例会において議案第60号として可決いただいたところでありますけれども、広域連合の事務処理誤りにより、議決いただいた変更規約の施行期日に瑕疵が生じてしまいました。 今回の規約変更は、広域連合の経費の支弁のみにかかわるものであることから、地方自治法第291条の3第3項の規定に基づき、施行期日を「知事に届け出した日」とすべきところを、誤って同条第1項の規定を適用し、「知事の許可のあった日」とし、知事に許可申請し許可を受けてしまったものであります。 既に、全市町村が議決した案件であります。しかしながら、広域連合より、平成25年2月4日付で、全市町村に対し規約の一部変更の訂正協議があり、今定例会に広域連合規約の一部変更の訂正議案を提出しております。広域連合の事務処理の誤りとはいえ、間違った解釈の議案を提出したのは私であります。この場をおかりし、心よりおわびを申し上げます。どうか御理解をいただき、御審議をお願い申し上げます。 なお、広域連合では、今後の事務処理に当たり、関係機関との事前協議、情報収集の励行、確認の徹底などで同様の事案の再発防止に努めるとのことであります。重ねて御容赦をくださいますようお願い申し上げます。 消防出初め式について。 仙北市消防出初め式を1月6日に田沢湖地区で実施しました。消防団員約500人が参加し、田沢湖庁舎前から市民会館まで分列行進を行いました。沿道の市民からも声援をいただき、消防関係者の士気を高めることができました。仙北市民会館での式典では、勤続40年以上の永年勤続や功労など多数の団員を表彰したほか、火災防御活動や消防活動の協力者への感謝状を贈呈しました。 火災の発生について。 1月30日水曜日午後3時35分ごろ、田沢湖岡崎字前村地内で火災が発生し、住宅、木造一部2階建て、約125平方メートルを全焼しました。負傷者はいませんでした。火災現場は、住宅が隣接していましたが、消防署や消防団の消火活動により延焼は免れました。市民の皆様には、今後、より一層火の用心に注意していただくよう火災予防を呼びかけていきます。 福祉保健部です。 救急医療情報キット(Q救ちゃん)配布事業について。 高齢者福祉対策の一つとして昨年度から取り組んでいる「救急医療情報キット(Q救ちゃん)」配布事業は、高齢者等の安全・安心を確保するため、かかりつけ医、薬剤情報、診察券の写し、健康保険証の写し、持病などの医療情報を記載した用紙を専用容器に入れ、自宅の冷蔵庫に保管し、万一の場合、救急活動に役立てるものであります。 昨年度は、ひとり暮らしの市民を対象に、515件の配布を行いました。本年度は、対象者を高齢者のみの世帯等まで広げ、職員が各家庭を訪問しながら説明する形で進めてきました。この1月末現在で835件を配布しています。昨年度と本年度現在を合わせると、対象となる件数の63.5%の実績となります。 観光商工部です。 韓国ドラマ「アイリス2」について。 本市では、1月25日、28日、31日の3日間、「アイリス2」の撮影が行われました。場所は、田沢湖駅、田沢湖湖上、御座石神社、それに前回好評だったたつ子像なども撮影されました。韓国での放映は、2月13日から毎週2回、4月18日までの20回の予定と聞きます。日本での放映は決まっていないとのことでしたけれども、前作「アイリス」と同様に、韓国から多くのお客様にお越しをいただきたいと期待しております。 最高のわざ、茶文化プロジェクトについて。 茶文化をテーマに、本市と岩手県奥州市、静岡県掛川市、岐阜県多治見市の4市が、「最高の技・茶文化プロジェクト」を協働で進めることになり、2月6日、テーブルウェアフェスティバル2013の会場となった東京ドーム、東京都文京区で、各市長が出席し、発足宣言書の締結式を行いました。 プロジェクトは、本市の樺細工を初め、掛川のお茶、奥州の南部鉄器、多治見の美濃焼というお茶に関連した逸品を有する4市が、各市の歴史や文化を再認識して、茶文化の継承と普及に取り組むことが目的であります。今後、各市が主催するイベント等で、それぞれの製品を紹介、販売するなど、相互に販路拡大を図る活動を進めていきます。 仙北地域雇用促進就職面接会について。 平成24年12月のハローワーク角館管内の有効求人倍率は0.59倍で、前年同期比では0.11ポイントの増となっております。景気回復による雇用環境の改善が強く望まれる中、今後の動向に注目をしています。 なお、2月6日、大仙市内でハローワーク・県・関係市町で構成する仙北地域雇用促進連絡協議会主催の仙北地域雇用促進就職面接会が開催されました。参加企業は、仙北市の5社を含む36事業所で、参加者は69人、うち仙北市からは12人が面接に訪れております。懸命に就職活動に当たっている市民の就労の場の確保のため、引き続き雇用関連情報の提供等に努めます。 ハローワーク大曲管内の今春、高校卒業予定者の就職内定率は、平成25年1月現在で94.9%、前年同期比1.1ポイント増で、ほぼ前年並みで推移をしております。 農林部です。 農村整備関連関係予算について。 昨年暮れの政権交代で、国は、平成24年度補正予算と平成25年度当初予算を合わせた15カ月予算など、農業関係事業に対する切れ目のない対策を講ずることとし、地方自治体は事業の前倒し等で対応していくことにしております。これに伴い、来年度事業で予定をしていた区画拡大と暗渠排水整備事業は3月補正で、また国営田沢疎水関連事業、ため池整備事業は、同様に追加補正予算等で対応となる予定であります。 台湾からの修学旅行誘致について。 今年度から重点事業として取り組んでいる「歓迎最来!台湾からの修学旅行誘致促進事業」で、11月27日から12月1日に担当職員が、台湾を再訪問し、冬季及び来年度の修学旅行誘致活動を行いました。その結果、現在までに高校3校から訪問に向けた具体的な相談が寄せられています。市では、農家民宿を初めとする受け入れ施設や体験プログラム、学校間交流などの受け入れ調整を行いながら、受け入れの実現を目指します。 ツイッターを活用した農家民宿モニターツアーについて。 秋田県の委託事業で、仙北市農山村体験推進協議会が実施している「ツイッターを活用した農家民宿モニターツアー」は、合計6組の受け入れを行いました。参加者の意見・感想を今後に生かすというモニタリングだけではなくて、農家との交流や農山村での体験をリアルタイムにツイッターでつぶやいたことでの情報の拡散、さらにはブログやFacebookとの連携が図られたことで、ブログ訪問者は3万9,000人を超え、ツイッターフォロワーも550人に達しています。 また、まちづくりや地域活性化のツールとしてソーシャルメディアを活用する動きが広がる中、農山村体験推進協議会会員向けのソーシャルメディア活用講習会を実施しました。情報発信の技術向上はもちろん、双方向の情報交流を生かしながら、デスティネーションキャンペーンに備えたいと思います。 建設部です。 国道46号角館バイパスの全線開通について。 国道46号角館バイパスの残り区間、角館町雲然から月見堂までの延長1.5キロメートルが3月17日に開通することになりました。午前10時から開通式典が行われ、午後2時に一般開放がされます。これにより、延長6.1キロメートルの角館バイパス全線が開通することになり、桜まつりなど観光シーズンの渋滞緩和や、観光促進が期待されます。国土交通省初め、用地関係者の皆様の御理解、御協力により全線開通の日を迎えることができます。心から感謝を申し上げます。 医療局です。 代位請求事案の進捗について。 昨年9月定例会で報告した田沢湖病院医療訴訟案件に係る代位請求事案について、平成25年1月9日付で当方代理人弁護士より経過報告書が送達され、相手方である三井住友海上火災保険株式会社から関連資料一式を受領しています。今後の対応については、法的判断のもと、引き続き代理人弁護士と相手方との審理により進められるものと考えられます。 角館総合病院改築事業について。 市立角館総合病院改築事業の進捗状況は、基本設計業務は、仙北市立病院事業構想・市立角館総合病院基本設計策定委員会の委員により基本設計プロポーザルを実施した結果、最適任者として株式会社佐藤総合計画東北事務所を選定し、その後に基本設計業務委託契約を締結しました。基本設計業務の契約履行期限は本年9月末であります。 県職員医師の派遣受け入れについて。 今月14日付で、秋田県医師確保対策室から、平成25年度義務年限内自治医科大学卒業医師の配置について、各病院長宛てに通知がありました。田沢湖病院は、秋田大学医学部附属病院へ、転出、転入があり、角館総合病院は町立羽後病院から転入となる予定であります。 インフルエンザ患者の発生について。 角館総合病院入院病棟で、インフルエンザ患者が発生しました。1月16日に2階病棟で1名の方が発症し、30日までに16名の方が発症しました。その後、新たな発症者はありませんでしたが、2月4日から6日には3階西病棟で13名の方が発症し、8日には3階東病棟で2名、16日に1名の方が発症していますが、重篤な症状の方はおらず、既に発症者については回復をしております。 このため、感染拡大防止対策として、発症者の隔離、同室者の予防薬の投与、さらに入院病棟への面会者の立ち入りを制限し、病院への出入りも正面玄関だけとし、ほかの出入口は閉鎖しています。17日以降は、新たな発症者はいませんが、面会制限等の措置は、広報等で周知のとおり今月末まで継続することとしております。 なお、宮川病院管理者が、先月18日に角館総合病院で転倒し、受診の結果、第11胸椎圧迫骨折のため、3月31日までの安静・加療を要する診断が出されております。現在は飯田市の自宅で療養中です。本人も年度末のこの時期に勤務できないことを残念に感じているようですけれども、電話等により随時連絡をとり、病院事業を執行していきます。早期の回復を願っております。 次に、市政運営の基本方針並びに主要な施策について申し上げます。 平成25年度の市政運営の基本方針並びに主要な施策について、所信を申し上げ、議員の皆様並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。 昨年末、衆議院選挙による政権交代で安倍内閣が発足をしました。その経済政策、アベノミクスにより、円安が進み、それに伴い株価の上昇が続いている状況であります。しかし、実経済、地方経済においては、まだまだ景気回復を実感できるレベルではありません。 市内の各産業分野では、それぞれが存亡をかけて取り組みに当たっている真っ最中です。危機感は今までになかったレベルに達しています。同時に、このような現状だからこそ、仙北市の果たすべき役割が見えてきたとも言えます。社会トレンドを読み違えることなく、市民と情報を共有し、また開示する姿勢を貫き、25年度の市政運営に全力を挙げて取り組みます。 第1章、政策の基本方針についてであります。 平成25年度は、JRデスティネーションキャンペーン、種苗交換会、国民文化祭プレイベントなど、大規模なイベントがめじろ押しです。仙北市にとって、交流人口を拡大し、冷え込んでいる経済活動の回復と好転の弾みとなる絶好のチャンスです。全ての市民、地域全体で、「ようこそ仙北市へ」の機運を盛り上げ、受け入れ態勢を万全に市民総参加によるイベントとして関連事業に取り組みます。 一方、市民生活に密着した身近な施策はさらに重要です。市民生活の安定は、産業の振興と雇用の場の確保による強固な経済基盤があってこそ成り立ちます。だからこそ、市民所得の向上策は第一に取り組まなければならないものであります。定住の循環という考え方のもと、市民の所得を上げるための目玉として進めてきた6次産業の振興は、まいた種が芽吹いていて、開花、収穫は、そう遠くはないと感じています。これを軸に、農業、商工業の地場産業の振興を強力に進めていきます。それと同時に、仙北市ブランドと好立地を売りにした大規模肥育牛団地整備事業など、独創性と将来性をあわせ持つ新たな産業分野にも進出します。 福祉や医療、教育分野においても、継続事業を充実させることに加え、新規事業を取り入れるなど、ステップアップを図ります。中でも、子供を安心して産み育てられる環境づくりは、市の活力を興す子育て世代にはとても大切です。在宅の子育てや保育園入所待機児童の家庭でもサービスが受けられるよう、手厚い制度を創設するほか、子供たちの身体を守る保健や医療でのサービスも強化します。 また、市民が常に安心感を持って快適に暮らせるまちづくりも着実に進めます。水道未普及地域の解消に向け、八割地区の水道施設整備に着手するほか、道路網、下水道の整備等、大規模なものから事細かなものまで、広範囲にわたるインフラ整備を確実に進めます。災害対策では、農地、農林等の排水対策事業や空き家を台帳で、管理、巡回指導を行うなど、自然災害等を未然に防止することにより、安全な市民生活を確保します。 今まで述べてきたものは、喫緊の課題解決に向けた基本的な考え方と取り組みの一例であります。このほかにも、市民の意見、要望を踏まえ、質の高いサービスを提供します。 ことしは、市長として任期締めくくりの年となります。時間はあとわずかでありますけれども、残された時間、今まで以上に市民一人一人の声に耳を傾け、市民とともに歩むまちづくりを肝に銘じ、最大限の成果を出すため、市職員とともに一丸となって行政運営に取り組みます。 第2章、平成25年度の重点事業と一般会計予算の概要及び財政見通しについてであります。 現状は、政権交代で国の平成25年度予算編成がおくれていることや、秋田県においても、知事改選期のため骨格予算を基本とする予算編成を行うなど、制度改正や政策予算などの詳細について、いまだ不透明な部分が多数あります。しかし、市勢前進に向けた行動に一時の停滞も許されないことから、国・県の動向を最注視し、経済対策に連動できる予算編成を行いました。 平成25年度は、仙北市が次のステージに立つための重要な年度と捉え、市内産業の育成と強化、市民生活の維持向上、地域の活性化のさらなる推進など、重点的かつ積極的な予算配分を行いました。 平成25年度一般会計当初予算の総額は、188億2,000万円で、前年度に比べ5億8,100万円、率にして3.2%の増となっています。 歳入では、市税において、前年度を1億1,842万5,000円上回る、25億5,311万2,000円を計上しています。地方交付税は90億円を、臨時財政対策債については7億4,000万円を計上し、地方交付税と臨時財政対策債の合計額は前年度対比9,000万円減の97億4,000万円を計上しています。財政調整基金繰入金については、前年度を1,900万円下回る7億6,500万円を計上し、平成25年度末の基金残高は、16億3,792万3,000円を見込んでおります。 市債の発行については、引き続き「公債費負担適正化計画」の範囲内に抑えることを基本に、計画額を2億4,940万円下回る19億40万円とし、平成25年度末の市債残高は、前年度を5億9,367万9,000円下回る224億989万7,000円となる見込みで、また基礎的財政収支、プライマリーバランスについても、9億3,716万5,000円の黒字となり、財政規律の確保と公債費負担の縮減に努めていきます。 歳出の主な事業としては、岩瀬北野線整備、社会資本整備総合交付金事業などの交通基盤整備事業や、光ブロードバンド設備整備事業、住宅リフォーム促進事業、農業夢プラン型戦略作目等生産基盤拡大事業などの継続事業に加え、大規模肥育牛団地整備事業や農業基盤整備促進事業などの産業の育成強化策、市民会館施設整備事業や角館駅東西自由通路整備事業などの安全・安心な地域環境の整備、また仙北組合総合病院改築事業費負担金、保育園入所待機児童等支援事業、未熟児養育医療給付事業、障害者タクシー利用券給付事業、人工透析通院費支給事業などの医療・福祉政策、LED街灯ESCO事業や再生可能エネルギー等導入事業などの環境・新エネルギー対策、また大規模プロジェクト事業である秋田県種苗交換会関連予算や国民文化祭推進事業など、新規事業として、83事業、12億7,655万円を計上しております。 緊急雇用対策については、秋田県の補助事業に加え、仙北市の単独事業として、6事業、1,810万9,000円の予算を計上し、補助事業あわせて19事業、6,422万6,000円、32人の雇用を見込んでいます。 特別会計予算については、11会計合わせて114億5,320万円、また企業会計予算は、3会計合わせて66億4,892万7,000円を計上し、平成25年度当初予算の全体額は、369億2,212万7,000円で、前年度に比べ9億2,087万7,000円、率にして2.6%の増となっています。 国は、平成25年度予算において、「復興・防災対策」「成長による富の創出」「暮らしの安心・地域活性化」の3分野に重点化するとの方針に基づき、日本経済再生の実現に向けた取り組みに重点的な配分を行うとしております。また、地方財政については、国の取り組みと歩調を合わせて、給与関係経費などを初めとする地方財政計画の歳出を見直し、抑制を図るとともに、安定的な財政運営に必要となる地方税、地方交付税等の一般財源の総額を確保することとしています。 仙北市の歳入においても、地方交付税については、地方財政計画をもとに、減額を見込んでいるところでありますけれども、民税や入湯税については、農業所得の増や震災に伴う影響からの持ち直しが見られ、また市たばこ税についても、税率配分の変更改正による増収が見込まれることから、市税全体での増額を見込んでいます。 一方、歳出においては、公債費や人件費については減少に転じていますが、社会保障関係費やそれに伴う広域負担など、抑制困難な経費が年々増加し、また公債費についても引き続き高い歳出割合で推移をしています。 平成28年度からの普通交付税の段階的削減期間を前に、国は地方財政計画の見直しによる歳出抑制を図ることとしていて、一般財源の確保が、より一層厳しい状況になることが予想されます。今後も、国や県の動向を的確に把握し、施策に反映させ、「第2次行政改革大綱」に掲げた事項を着実に実施し、なお一層の経費の削減を図り、より効率的・効果的な財政運営に努めます。 なお、国の平成25年度予算編成のおくれにより、当初予算に反映できなかった制度改正や政策予算、また6月補正予算に計上される見込みの秋田県の政策的予算については、その予算措置を踏まえ、平成25年度の補正予算で対応をします。 第3章、平成25年度の各部等の事業の概要であります。 総務部、職員研修。 職員の大量退職が続く中、多様化する市民ニーズに応え、効率的で良質な行政サービスを市民の皆様に提供していくために、職員の資質の向上を急速に進める必要に迫られております。 そのため、仙北市人材育成基本方針に基づき、市民対応の徹底はもちろん、それぞれの職務の階層に応じた研修のほか、政策能力の向上や専門的知識の取得等の研修に積極的に参加をさせ、職員一人一人の能力の向上を図り、市民の皆様に信頼される人材、積極的にまちづくりに参加する人材の育成に努めます。また、昨年、若手職員で構成する「あいさつ運動プロジェクトチーム」が作成した接遇マニュアルの徹底により、職員の意識改革と資質向上に取り組むことにしています。 角館庁舎の移転整備について。 施設老朽化による角館庁舎の移転整備については、昨年からいろいろな考え方を提示し、議論を進めているところでありますけれども、議会の皆様との協議により一定の方向性が示された後に、市民への説明会やパブリックコメントを予定しています。関連する経費については補正予算に計上し、平成25年内の移転スケジュールを想定しています。 また、一体型庁舎の整備についても、平成25年度中に具体的な議論に取り組まなければならないと考えており、その前提として、職員の削減や事務事業の見直しを視野に入れた組織機構の再編について、より踏み込んだ検討案を取りまとめることにしております。 市税の収入見込み。 市税の収入見込みについては、平成24年度の実績や法改正による影響、社会情勢等を勘案し、一般会計の市税では前年度当初予算に対し4.9%増で計上をしています。このうち個人・法人を合わせた市民税が、市内経済と雇用情勢等に不安定要素はあるものの、給与所得が比較的堅調なことや、米価引き上げによる農業所得の増等を考慮し17.2%の増、固定資産税が地価下落等を見込み2.2%の減、市たばこ税が4月からの税率引き上げによる増加を見込み12.8%の増、入湯税については、東日本大震災により激減した入湯客数がわずかながらも回復基調にあることに加え、今年予定されている大型観光キャンペーン等の開催による効果を見込み、20.4%の増としております。 納税者を取り巻く経済情勢は、依然として厳しく不透明でありますけれども、秋田県地方税滞納整理機構に引き続き職員を派遣し、効率的な滞納整理を行うとともに、納税しやすい環境整備の観点から、口座振替の推進や夜間納税窓口の設置に引き続き取り組むほか、徴収嘱託員を増員し、収納率の向上に努めます。 秋田内陸線の取り組みであります。 平成24年度末までは、四者合意の目標達成のため、経常損失2億円以内に向けた取り組みを行ってきました。平成25年度からは、2億円以内は当然のことですけれども、さらなる損失削減に向け新しいスタートとなり、これまで以上に改革を進めることとしております。 四者合意により、県・北秋田市・仙北市における役割分担を明確化されます。両市においては、今後は2億円を内陸縦貫鉄道に補助し、県は、安全運航に必要な施設の改修のほか、両市への財政支援を行うということにしています。また、老朽化した施設の更新費を補助する地方自治体に対し、交付税で支援する新しい国の制度が創設されます。この制度により、車両やトンネルの更新ができる財源となることから、経営改善に向けた朗報と受けとめています。今後も、県・北秋田市と連携し、内陸線への支援事業を効果的に展開します。 地域公共交通の再構築に向けた取り組みであります。 昨年11月1日から12月30日までの2カ月間、市民バス、デマンド型乗り合いタクシー全路線で休日運行の実証実験を行いました。休日の利用状況は、子供の利用が少ないため、利用者数は大きく減るものの、曜日や運行時間を絞って検証した場合は、平日に近い利用がありました。この結果をもとに、今年度は、平日よりも減便はしますけれども、土曜日と年末における運行を行いたいと思っております。 また、スマイルバス車両3台のうち、1台は使用を始めてから12年が経過し、車両全体に老朽化が見られます。児童や高齢者の利用も多いことから、低床型バスへの更新を計画しています。今後も、より地域住民に利便性の高い交通システムの構築に取り組みます。 再生可能エネルギー導入促進であります。 太陽光発電設備の設置に関しては、県内金融機関や地元企業と連携をし、地元企業による2メガワットを想定したメガソーラー発電の事業化を進めます。 また、小水力発電に関しては、産・学・官が連携し、市内に設置された奥羽山系仙北平野水資源利用調査研究会の取り組みで、小水力発電器が既に設置をされております。これを足がかりとして、可能性が高いほかの地点での実験や、安定発電・発電事業化に積極的にかかわります。 光ブロードバンド通信網の整備について。 光ブロードバンド通信網の整備は、通信事業者と市の相互協力で、年次計画で基盤整備を促進しています。市全体では、平成24年度末で約97%の整備が終わる見込みです。残る地域のうち、市では平成25年度に西木町上桧木内地区の整備を、通信事業者が田沢湖潟地区の整備を予定し、玉川地区は、通信事業者が、平成25年度から準備を進めて、平成26年度に整備を終える計画であります。これにより市全域の整備が終わります。 市民生活部、市民窓口業務であります。 市民窓口業務については、市民の立場に立った親切で丁寧な窓口サービスの実施と、個人情報保護の管理徹底に努めます。 子供に対する医療費助成。 平成24年8月から、秋田県の施策を受けて充実した小学生までの医療費助成及び市単独事業として実施している中学生の入院医療費助成については、平成25年度も助成を継続し、子供の保健向上と子育て家庭の経済的負担軽減を図ります。 後期高齢者医療。 後期高齢者医療被保険者への支援については、人間ドック助成を引き続き実施し、疾病予防や健康への意識向上に努めます。 国民健康保険事業。 国民健康保険事業については、平成23年に策定した「国民健康保険事業運営安定化計画」に基づき、財政の健全化に向けた総合的な取り組みを進めています。また、国民健康保険税の賦課方式から、低所得者層の負担となっている資産割を平成25年度から段階的に所得割に移行し、平成27年度より廃止する方向で検討を進めています。議会や国民健康保険運営協議会の意見を伺い、6月定例会での条例改正を予定しております。 40歳以上の国民健康保険の被保険者に対する特定健康診査等については、平成25年度から29年度までを計画期間とする第2期特定健康診査等実施計画を策定し、受診率の向上と生活習慣病の予防に努めます。また、被保険者の人間ドック助成事業については、対象年齢を40歳以上から35歳まで引き下げ、疾病の早期発見と健康の保持、増進を図ります。 交通防犯対策であります。 警察など関係機関や関係団体の協力を得て、多種多様な啓蒙啓発活動を推進するほか、市の交通指導隊や防犯指導隊が、関係機関や団体と連携し、交通安全指導や巡回パトロール等を行い、安全・安心なまちづくりに努めます。 市内には、公設あるいは民設で多くの街灯や防犯灯などが設置されていますけれども、これら街灯等をLED化する事業に着手します。電気料やメンテナンス費用などの低減が図られるほか、省エネルギーや二酸化炭素排出量の削減などの効果を期待しています。 消費生活・環境衛生であります。 市民が、身近な場所で消費生活に関する相談ができ、また被害発生を未然に防止できるよう、相談窓口業務を充実します。また、墓地公園や斎場などの施設を初め、地域の環境衛生が適正に保てるように努めます。 消防・防災であります。 東日本大震災を初め、ここ数年来、自然災害の発生がふえてきています。秋田県地域防災計画の修正作業にあわせて、仙北市地域防災計画の見直しを進めます。 また、少子高齢化などにより、地域の消防、防災を担う消防団員の後継者の確保が難しくなってきています。団員確保と士気高揚を図るために、消防団員の報酬など処遇を改善します。 昨年の火山砂防フォーラムでの生保内小学校児童5年生による研究発表「ふるさとの山、私たちの秋田駒ヶ岳」は、大変高い評価を受けました。そこで、研究発表で提案のあった「火山防災ピクトグラム」を作成し、防災啓発に試験的な活用を計画しております。 空き家対策では、昨年の12月定例会で可決をいただいた補正予算をもとに定めた危険老朽空き家対策支援事業で、危険老朽空き家の解体撤去を推進するほか、本年6月定例会への提案を予定する空き家条例(仮称)のたたき台となる素案を、パブリックコメントを求める前の本定例会の開会中に、お示ししたいということで準備を進めております。 災害廃棄物受け入れ事業であります。 岩手県野田村の不燃系混合廃棄物の受け入れは、4月上旬から12月下旬の土、日、祝を除く191日間、量にして4,750トンを想定しています。受け入れに当たっては、秋田県及び向生保内地区連絡協議会の皆様との連携で、交通安全と不燃系混合廃棄物の安全確保に努めるとともに、各種測定結果は、市の広報やホームページに随時掲載し、広く市民の皆様へ公開をいたします。 福祉保健部であります。 障害者福祉。 障害者福祉の充実に向けた取り組みについては、「仙北市障がい者計画・障がい福祉計画」に基づき、障害のある方が、自立した日常生活を送ることができるよう、利用者の状況に応じた障害福祉サービスや地域生活支援事業などを実施し、必要な支援に努めます。 また、人工透析通院費支給事業は、昨年10月から実施し、本年度も継続するとともに、社会参加を促進する外出支援策として、障害者(児)タクシー利用券給付事業を新たに実施する予定であります。 なお、障害者自立支援法がこの4月から障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律、障害者総合支援法にかわり、障害者の定義に新たな難病等が加わることになります。難病患者等で症状の変動などにより身体障害者手帳の取得ができないけれども、一定の障害がある方に対し、障害福祉サービスが提供できるようになりました。 児童福祉・保育事業であります。 児童手当やすこやか子育て支援事業などの経済的支援を初め、保育園で取り組んでいる各種事業を継続するほか、引き続き子育てサポーターの養成にも助成を継続し、田沢湖・西木地区にもボランティア団体等による託児活動が行える体制づくりに努めます。また、新たに在宅における子育てを支援するため、仙北市在宅子育てサポート制度の創設を計画しています。保育事業については、待機(保留)児童対策として、保育園入所待機児童等支援事業を継続するほか、保育環境の向上に努めていきます。以上の事業実施により、在宅の子育てや保育園入所待機児童の家庭の方にも、サービスを受けられる環境を整えます。 さらに、放課後児童クラブについては、白樺児童会、生保内小学校であります、利用施設の老朽化が心配されておりました。このたび、子供たちの安全・生活面を考慮し、生保内小学校北側校舎一角の余裕教室2室をお借りして、児童会を実施することになりました。また、新たに子供たちの放課後の安全・安心な居場所づくりの推進を目的に、運営について協議いただく委員会の設置を予定しております。 少子化対策の一つとしての出会い、結婚支援については、あきた結婚支援センターや地域運営体、民間支援団体と連携を密にし、広報活動等で意識啓発に取り組みます。 高齢者福祉であります。 第5期仙北市高齢者福祉計画が平成24年度からスタートしています。「安心して暮らせる環境づくり」の基本理念を踏まえ、高齢者が、地域の中で自立した生活を営むことができるよう、それぞれの生活を尊重しながら、介護や支援が必要になっても安心して暮らすことのできる環境づくりを推進します。 介護保険については、制度が社会的に定着してきたこともあり、介護保険サービスの利用者が、過去3カ年間で、年平均5%弱でふえ続けています。高齢化が進む中、介護保険制度の持続に向けて、高齢者が、できる限り要介護状態にならずに生き生きと自立して暮らすことができるよう支援し、一層の介護予防を推進します。 また、介護予防の一環として、運動器の機能向上、口腔機能の向上、食生活改善の教室等の開催を計画していますが、開催に当たっては、若年からの予防が不可欠なことから、関係機関と連携を図りながら実施したいと思っております。 県の大仙・仙北医療圏地域医療連携計画では、「いつでもどこでも受けられる医療体制づくり」がテーマになっております。この重点事項の一つに在宅医療が掲げられております。高齢化が進み、在宅医療が必要な患者が増加していることから、住みなれた地域で安心して生活をするため、また地域における社会資源の一つとして大きな役割を担うのが訪問看護ステーションであります。圏域内の空白域となっている角館地域とその周辺の訪問看護ステーションは、仙北市訪問看護ステーション設置検討委員会で必要性を確認していることから、平成25年度において、県補助金を活用し、民間事業者により開設にこぎつける予定であります。仙北市は、この事業が継続できるよう、安定を図るため、一定期間の助成支援をしていきたいと考えております。 保健事業であります。 健康な仙北市民を育むことを目標に、運動や食生活などの健康指導や各種検診、健康教育、健康診断などで市民の健康寿命の延伸を図ります。 特定健康診査では、受診率を向上させ、特定保健指導による生活習慣病予防の充実に努めます。平成25年度からは、糖尿病予防教室に血糖値検査を取り入れて、参加者の意識改善の向上を目指します。 各種がん検診では、受診勧奨に力を入れ、疾病の早期発見につながるよう努力します。 自殺予防対策については、平成25年度から臨床心理士による「心の健康相談」の回数をふやし、また心の健康相談に対応できる人材の育成に力を注ぎます。 母子保健事業では、乳児健診、乳児相談、妊婦健診を通じて、母子の健康づくりに努めます。平成25年度からは、安心子育て応援事業として、ママパパ教室で沐浴や父親の妊婦擬似体験などを行い、母親、父親が、出産、子育てを安心して行えるよう推進します。また、育児に不安のある父親や母親に対して育児の支援講座を実施します。 幼児の歯の健康づくりについては、当市の3歳児う蝕罹患率が全国平均や県平均に比較して高いことから、1歳6カ月児の健診時に歯科指導を強化したいと思います。 大仙・仙北医療圏の中核医療圏である仙北組合総合病院が、平成26年3月に竣工予定で改築工事を進めています。この病院改築事業に対して、医療圏域にある本市と大仙市、美郷町も事業費負担を行い、高度で安全・安心な医療施設の整備を図ります。 観光商工部です。 観光振興であります。 平成24年度は、大型観光バスの減少が示すように、団体客の落ち込みが顕著で、まだ震災の影響があるものと思われる1年でありました。また、玉川温泉雪崩事故を踏まえ、玉川温泉地区利用適正化連絡協議会のワーキンググループでは、今冬季、岩盤浴の再開に向けて、有識者を交えて、検討を行ってきましたけれども、雪崩の危険性があり、再開を見送りました。玉川温泉では、今冬期の観光客が例年の4割減と聞いております。来年度は、今冬に実施した気象データをもとに、斜面の縦断地形図での雪崩シミュレーション調査等を行い、再開に向けた準備を行うことにしています。 平成25年度は、秋田新幹線、新型車両E6系「スーパーこまち」の運行や、10月1日から12月31日までのJRデスティネーションキャンペーンを絶好の機会と捉え、今までは、主に首都圏などに出向き、観光客誘客、誘致を行ってきましたけれども、田沢湖・角館観光連盟、各観光協会と連携し、来ていただいた観光客がリピーターとなっていただけるよう、おもてなしや地元食材を活用した料理の提供に、特に力を入れて取り組みたいと思います。この一環として、角館駅前蔵や平福記念美術館など、お客様が立ち寄る可能性の高い公共施設のうち34カ所のトイレをシャワー化する事業に着手します。 また、話題になっている韓国ドラマ「アイリス2」の撮影も終わり、韓国では、2月13日から毎週2回、10週にわたり放映されることになっております。市内では、田沢湖駅、御座石神社、たつ子像などなどでのロケが行われておりますけれども、前回同様、アイリス効果が得られるよう、ミュージアムで「アイリス2」の記念写真展示など、内容を充実させ、受け入れ体制を整えたいと思います。 商工業の振興であります。 商工業の振興対策については、市内企業・事業所の意欲ある取り組みを積極的に推進し、物づくりとにぎわい創出を推進します。 新規事業として、商店街団体等が実施する活性化イベント等を支援する商店街賑わい支援事業補助金、市内事業者の物産イベント参加を支援する市内産品等売り込み支援事業補助金を新たに設けます。既存事業でも、商工業起業等応援事業補助金の補助限度額を拡大し、新規開業や業務拡張に伴う設備、整備等の支援の充実を図ります。 また、商工会が実施する地域振興事業で、デスティネーションキャンペーンなど本市で開催が予定されている大型イベントに照準を合わせ、地域産品を活用した駅弁の開発事業等が行われることになり、これらの取り組みを重点的に支援します。 西木町工業団地で進められている夏イチゴ栽培事業は、現在、パイロット事業として進められております。今後の本格実施に向けサポートに努め、本市における6次産業化事業の着実な進展を目指します。 樺細工の振興については、角館工芸指導所改修工事の第2期工事を行うほか、昨年度開催し好評を得た「SAKURAクラフトコンペ」は、内容充実の上、実施することとし、樺細工の製品デザインを広く全国に募集する一方、市内児童・生徒の積極的な参加を促し、将来の後継者の芽を育んでいきたいと考えています。 また、茶文化関連の特産品を有する全国4市の連携交流事業「茶文化プロジェクト」の取り組みを具体的に進め、各地のイベント開催等において、お互いの産品を互いに紹介しながら、販売する「互産互消」による販路拡大を目指したいと思います。 雇用対策であります。 雇用対策については、継続が決まった国の緊急雇用創出等臨時対策基金事業を引き続き活用するとともに、新たに市単独の雇用対策事業もあわせて実施し、雇用の創出を図りながら、各種事業に必要な人材の確保に努めます。 なお、平成25年4月1日からの雇用開始に当たり、日程の都合上、広報せんぼく3月1日号での募集を行う必要があります。事務手続に関するということでありまして、御理解をよろしくお願い申し上げたいと思います。 また、事業所の雇用拡大や新規学卒者を含む就労の支援に当たっては、国・県を初めとする関係機関との連携のもと、引き続き事業所に対する雇用助成制度の情報提供等に努め、雇用の掘り起こしに当たります。従来制度を改めた雇用創出助成金制度では、助成対象となる被雇用者の範囲を60歳未満から65歳未満に拡大し、高年齢者の雇用促進にも取り組みたいと思います。 農林部です。 総合産業研究所の取り組み。 農林水産資源を活用し、多様な主体が連携した商品開発やサービスの提供が行われています。特に花豆や小麦を原料とした商品開発は、市内における個別の取り組みが広がりを見せております。平成25年度は、こうした取り組みが定着できるよう、生産体制の構築を図りながら、効率的なPR活動やマッチング支援を強化します。特に、商談会への積極的な参加の機会を創出するため、みずから商談会への参加を目指す市民を対象に、セミナーを開催し、人材育成を図るほか、ミニマッチング商談会の開催など新たな販路開拓支援を行うこととしております。 さらに、外食産業や給食施設において需要が伸びている一次加工品、カット野菜、冷凍食品等に対応するため、製造力の強化を図るための環境づくりを行います。また、最近になり、市に6次産業分野での企業進出の話を複数受けておりますけれども、これら一つ一つに丁寧に対応し、情報の集積を進め、また庁内関係部局との連携の結束点的な役割も果たしたいと考えております。 農業者戸別所得補償制度の対応です。 食料自給率の向上や農業の多面的機能の実現を目指し、農業者戸別所得補償制度が本格的に実施されてから3年目を迎えました。基本的な考え方は昨年同様でありますけれども、政権交代等により名称等の変更が見込まれます。 本市の平成25年産米の生産数量目標は、100トン増加の1万6,658トンで、作付面積換算値では、昨年度より12.6ヘクタール増加して2,996ヘクタールとなり、転作率は0.3%減の38.1%となっております。 今後、地域農業再生協議会の方針に基づき、生産数量目標の配分や農業者戸別所得補償制度について農家への周知を図り、国・県・関係農業団体とともに農家所得の向上に結びつく施策の展開に努めます。 なお、10アール当たりの転作作物の助成金単価は、ほぼ前年度並みの内容になっておりますけれども、収量・品質により、作物によっては不確定な要素があることから、国・県等の動向や全体の取り組み状況を勘案し、検討をします。 都市農村の交流促進・農業文化の再発見。 平成23年度に、農山村体験デザイン室を設置し、グリーンツーリズムと教育旅行受け入れの一元化を図って、推進強化に取り組んできました。この間、恵まれた農山村資源の再構築や環境教育プログラムの開発のほか、ソーシャルメディアの活用などにより、情報発信力の強化を図っています。その結果、平成24年度は、アメリカ、南太平洋諸国、そして台湾など、海外からの訪問、問い合わせ件数もふえています。 平成25年度は、引き続き戦略的なPRを進めるとともに、台湾からの修学旅行受け入れの拡大や、10月からスタートするデスティネーションキャンペーンや秋田県種苗交換会などで、本市を訪れる皆様に向け、グリーンツーリズムという選択肢を明確に提示していけるよう、市内観光関係者はもちろん、秋田県関係部局等とも、より一層の連携を図り、本市の農山村エリアにおけるにぎわい創出を目指します。 農業・農村支援策の充実であります。 秋田県は、農林漁業振興臨時対策基金を新たに創設し、100億円規模の基金造成を行い、「農林漁業競争力強化・躍進プラン」を策定、平成23年度から3カ年の予定で、農林漁業の構造的な改革を加速する対策を集中的に実施しています。 仙北市では、昨年に引き続き、農業夢プラン型戦略作目等生産基盤拡大事業として、夢プラン応援事業を初めとする県単独事業に、市独自のかさ上げ助成を行い、意欲的に作付拡大を目指す農家を支援します。 一方、市単独の元気な仙北農業ステップアップ推進事業等も好評なことから1年延長し、さらに新たな担い手の育成に取り組み、仙北市重点作目のブランド確立を目指し、これらの作付に対し市独自で助成を行い、農家所得の確保に最大努めます。また、高冷地野菜等生産団地モデル事業、残留農薬対策事業等、生産拡大の推進を図ります。 このほか、中山間地域等直接支払事業、農地・水保全管理支払交付金事業を引き続き各地で実施し、農村の活性化や多面的機能の維持に努めます。 また、国では、力強い農業構造の実現に向け、「青年就農者の定着を支援」「農地の利用集積を促進」「スーパーL資金の金利負担軽減」を目指していることから、昨年夏以来、集落の話し合いを重ね、昨年末には、仙北市人・農地プランを作成し、実践をしています。今後も農地の流動化が多く見込まれることから、運用に当たっては関係各方面の御協力をいただくことになります。特段の御配慮をよろしくお願い申し上げます。 今秋、仙北市で初めての開催となる第136回秋田県種苗交換会が2月20日のJA秋田中央会の理事会で正式決定になりました。新年度は、さらに事務局体制を強化し、準備を加速します。 畜産の振興です。 農畜連携を目的に、市内上萩ノ台地区に誘致を進めてきた大規模肉用牛肥育牛団地については、地元集落の皆さんの特段の御配慮をいただき、現在、開設に向けて準備を進めています。今秋までには施設の整備を終え、肥育素牛の搬入、飼育を迎える予定であります。 また、昨年度同様、家畜総合衛生防疫事業等により、伝染病の未然防止に全力で努めます。安全な粗飼料の確保と自給率の向上を図るため、農業者戸別所得補償制度の耕畜連携助成事業を推進するほか、大規模肥育団地への飼料供給等について畜産農家との調整も図ります。 昨年、長崎県で開催された全国和牛能力共進会で、秋田県の「義平福」号の牛が全国2位を獲得したことから、優良な素牛確保に努めるほか、高能力和牛育成のための施策を講じ、農家所得の確保に努めます。 預託放牧の場として活用されている大覚野牧場について、増加傾向にある放牧利用に対応するため、3カ年計画で、県農業公社が事業主体となり、草地林地一体的利用総合整備型事業の草地整備が完了しました。今後は、本牧場の利用促進を図り、畜産振興に貢献をしていきます。 土地改良事業の推進であります。 県営事業については、若松堰頭首工の整備が計画より1年前倒しで3月中に完成の予定です。小勝田頭首工については、昨年に引き続き応分の負担を行い事業の推進に努めます。また、新たに老朽化が著しい西木町宮田頭首工については、基本設計費を盛り込み、整備に向けて準備を進めます。 秋田県では、土地利用型転作作物の収量と品質の向上を図ることを目的に、もみ殻補助暗渠などを活用した農地の排水強化対策事業に取り組んでいます。土地改良区や改良組合等から希望のある地区については順次整備に入ります。 西木町潟野十二峠地域における圃場整備事業は、事業実施に向けた実施計画策定作業を進め、工事着手へ向けて準備を進めます。 一方、農地・農業用施設や地域環境の保全、地域コミュニティーの活性化を図る農地・水保全管理支払交付金事業の取り組みは2年目を迎え、地域の保全管理に努めます。 林業の振興であります。 秋田県の秋田県水と緑の森づくり税を活用し、ふれあいの森整備支援事業に取り組み、田沢湖高原地区から乳頭温泉地区にかけての歩道整備を実施します。今秋には、延長約5.5キロの整備を完了し、全線供用開始ができる予定です。 都市住民と市民が、森林作業を通じて、交流を図る緑の交流支援事業や、地域ボランティア団体とともに森林体験活動を行う、森を楽しむ体験事業は、今年度は角館地区での開催を予定しています。 林業専用道路整備事業については、本年度も田沢湖地区の鹿ノ作線の整備を進めるほか、森林整備加速化基金・林業専用道規格事業の西木地区袖野と田沢湖地区院内を結ぶ路線については、県事業として今年度から工事に着手をします。 秋田杉の普及拡大を目的に、平成22年から24年までの3カ年実施の仙北市推奨乾燥材利用促進事業助成制度は、木造住宅等の新築・改築材として利用されていることから、1年延長し、ニーズに対応していくこととしました。 治山事業については、国土交通省八幡平山系直轄砂防事業を初め、国有林野治山事業及び県営治山事業等の実施に協力し、市民の生命・財産を守り、安心・安全な生活基盤の強化に努めます。 懸念される秋田駒ヶ岳の噴火による土石流等の災害を未然に防止するため、一昨年度末から林野庁を主体とする治山施設機能強化事業をたざわ湖スキー場岩井沢周辺で実施しています。既に1基布設工事は完了し、2基目の工事に着手する予定となっていて、最終的には4基布設される計画であります。 また、近年の山林荒廃に伴い、梅雨時及び融雪期での山腹からの土砂流出被害が多発している状況であります。そこで、市単独での林地排水対策事業を創設し、災害を未然に防止する対策を講じます。 木質バイオマス施設の稼働であります。 本施設の稼働による熱・電力は、厳冬期においてもほぼ安定した供給を続けております。しかし、購入電気料の大幅値上げ等により経営的には非常に厳しい状況にあります。今後とも、本事業を通じ、森林資源の利用拡大を図り、地域の活性化と振興に寄与しながら、再生可能エネルギーへの取り組みを進めたいと思います。 建設部であります。 道路整備であります。 市道整備については、地域内交通システムを総合計画によって進めています。今後も、地域からの要望を踏まえ、危険度や緊急性等を勘案し、道路の安心・安全対策を計画的に進めます。 国庫補助事業は、社会資本整備総合交付金事業とし、神代中央線、栃木六本杉線・東田鎌川線道路改良工事、観光線道路舗装工事、角館流雪溝導水路整備工事、繰越事業として、堂野口流雪溝排水路整備工事を実施します。また、市単独事業として、豪雪対策、過疎対策、辺地対策、臨時地方道路整備事業により32本の改良工事等を実施します。また、安心・安全道路維持整備事業、市民参加型インフラ維持整備事業を引き続き実施します。 国道整備については、国道46号角館バイパスの全線開通により、観光シーズンの渋滞緩和や交通の円滑化が期待されます。今後は、卒田地区から生保内間の早期事業化を強力に要請していきます。 国道105号については、桁沢地区及び草峠地区の用地測量・用地買収が実施されます。県道整備は、改良が必要な箇所が多く、早期事業化と着手を強く要望します。 八幡平直轄砂防事業であります。 先達川第5、桧木内川第1、片倉沢第1、赤倉沢第2、水沢第3砂防施設の事業が引き続き実施されます。また、新規事業として、水沢第2砂防施設、八幡平山系画像監視設備設置事業が着手となります。 田沢湖再生に向けた湖岸侵食対策事業であります。 第3期広域基幹河川改修事業が本年度も引き続き実施されます。事業実施により田沢湖が湖としての健全な姿を取り戻し、多様な魚類が生息できる湖として再生できるよう、関係機関との連携をさらにさらに強化します。 玉川河川改修及び改修関連事業。 広域基幹河川改修及び改修関連事業として進められていて、流量改定に伴う改修計画の調整と用地買収を実施しています。事業の早期着手、早期完成に向けて引き続き事業推進を要望します。 仙北市住宅リフォーム促進事業であります。 平成22年度に、仙北市住宅リフォーム促進事業を創設し、住宅リフォームに係る費用に対し、一定の補助金を交付してきました。平成25年度は、秋田県のリフォーム補助の動向も見きわめながら、補助率等について再検討を行い継続することとしています。また、下水道接続率向上に向けて接続工事費に対しても補助金の交付事業を継続いたします。 都市計画道路岩瀬北野線整備事業であります。 都市計画道路岩瀬北野線は、主要幹線道路の国道46号及び国道105号と市街地を結ぶ重要路線であります。円滑な交通流動を確保するとともに、周辺住民及び観光客等の利便性の向上、また市立角館総合病院へのアクセス道として重要な路線と認識をしています。平成25年度も、引き続き内川橋付近から横町橋付近の未完成区間487メートルについて、用地買収及び建物等移転補償を進めます。 生保内公園野球場改築事業であります。 生保内公園野球場の改築については、旧田沢湖町時代からの懸案事項でありました。建設から30年以上経過し、老朽化による破損や屋外体育施設ルールの改正により安全性の確保が必要になってきたことから、平成23年度に改築更新設計を行い、今年度から改築工事に着手をしております。引き続き、平成25年度においても改修工事を進めます。 角館駅東西自由通路整備事業であります。 仙北市総合計画では、「角館駅の利便性の向上と東西市街地の活性化を図るため、東側からのアクセスを検討する」とあります。平成16年度から平成20年度まで、まちづくり交付金事業により角館駅東側の道路及び広場の整備を実施しました。これに引き続き、角館駅東西自由通路整備の実施に向け、JR秋田支社と協議、検討を続けてきました。平成25年度は、基本設計及びそれに関連する調査に着手いたします。 下水道事業であります。 平成20年度に着手した田沢湖中生保内地区は、平成25年度で完了する見込みであります。また、平成22年度に着手をした角館荒屋敷地区についても、平成25年度で完了する見込みです。そこで、平成25年度から、角館地区の事業認可区域を拡大した小勝田滝ノ沢地区及び菅沢地区の公共下水道整備を進めます。 平成24年度から3カ年の計画で再構築事業に着手した田沢湖浄化センターは、前年度に引き続き、機能低下した設備の更新、施設の耐震補強工事等を実施し、安全性の確保と機能維持に努めます。 平成24年度末の整備状況の見込みは、認可区域の整備率82.9%、水洗化率57.1%となっています。水洗化の向上に当たっては、水洗化資金融資あっせん制度、住宅リフォーム促進事業等の活用を図り、さらに普及促進に努めます。 下水道等使用料は、平成24年11月の仙北市下水道使用料等検討委員会の答申を受け、「市民負担の公平性の確保」と「下水道事業の健全化の促進」を基本に、検討を重ね、ことし10月分からの料金改定案を提出していますので、御審議、よろしくお願い申し上げます。 集落排水事業であります。 集落排水事業については、加入率の低い地域について、水洗化の各種支援制度の活用を図り、引き続き加入促進に努めます。また、農業集落排水施設の中には、使用開始から20年を迎える施設もあり、老朽化が進んでいることから、平成25年度から施設の機能診断調査を進め、適正な機能維持に取り組みたいと思います。 合併処理浄化槽であります。 公共下水道、集落排水事業等により整備が済んでいる区域以外の生活排水処理については、循環型社会形成推進交付金を活用した市町村設置型、個人設置型の合併処理浄化漕事業を推進します。 企業局であります。 水道事業であります。 平成25年度は、雲然田中・八割地区について、角館地区上水道事業変更認可に基づき、国庫補助事業として水道整備に着手をします。 また、神代地区未普及地域解消事業は、前年に引き続き事業を展開するとともに、未認可区域の水源確保のため水源の調査を実施します。 中川地区の水道未普及対策については、水源調査を実施するとともに、基本計画作成に向けて調査を行います。 水道料金の統一については、平成22年度から仙北市水道運営審議会で検討を重ね、同審議会からの答申を受け、昨年9月に議会全員協議会で御説明をしたところであります。その後、市内10地区での事前住民説明会を開催し、意見等や条例案について同審議会で検討をいただき、本定例会に改正案を提出しております。旧町村が定めた料金体系を統一し、地域間格差をなくした公平な料金体系を確立するものであります。御審議、よろしくお願い申し上げます。 温泉事業であります。 主力源泉となっているカラ吹き2号源泉の代替井戸の確保と2号源泉復旧工事について、これまで関係者と協議を重ねてきました。代替井戸については、希望する掘削選定箇所では同意を得られず、新たな掘削箇所を選定するため、今後、調査を行います。2号源泉修復工事については、関係者からの同意を得るため、覚書を交わすことで調整中ですけれども、今年度、関係者が所有する既存源泉の周辺影響調査を実施し、事業の早期着手を目指します。 医療局です。 常勤医師の招聘対策であります。 昨年7月から派遣を受けている小児科の常勤医師について、平成25年度も引き続き派遣をいただけることとなりました。診察日になると外来が混雑する市立田沢湖病院の整形外科や市立角館総合病院の総合診療科常勤医師の招聘に奔走しています。 市民に、安心・安全な医療を安定的かつ継続的に提供していくため、これら診療科と恒常化している内科系常勤医師の招聘に向け、事業管理者・医療局が中心となって、今まさに最大限の努力を傾注しております。 病院事業予算の概要であります。 ことしは、市立田沢湖病院が現在地に移転新築し、10年という節目の年に当たります。これを機に、地域社会振興財団の支援を受け、地域住民との連携事業でたざわこ健康まつり2013の実施を予定しております。 収益的収支では、外来患者数の減少に伴い、予算規模では若干の縮減となりましたが、施設設備等の維持管理を適切に行うべく、所要の経費を計上しております。 また、資本的収支でも、医療機器の整備が不可欠な現状から、優先度を考慮し、大腸ビデオスコープシステムほか3機種の整備を予定しております。 市立角館総合病院の収益的収支は、患者数の減少による収益の減少と、職員数の減少に伴う職員給与費等の削減で費用が減少しています。 資本的収支では、新病院の建設改良費として用地買収費及び実施計画設計費料等を予算計上しております。 なお、予算議案に関連し、地方公営企業法改正による資本剰余金の処分について上程をしておりますので、御審議をよろしくお願い申し上げます。 終わりに。 以上、市政運営の基本方針と主要な施策の概要について申し上げました。常に「もう一歩前進・現状突破」という改革の意識を持ち、市民参加による市民のための市政を目指し、職員と力を合わせ仙北市の発展に努めます。議員並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。 本定例会に提出している案件は、報告関係1件、契約締結関係1件、条例関係27件、予算関係36件、その他3件、指定管理者関係1件、人事案件4件の計73件であります。 慎重審議の上、全議案について御可決賜りますようお願い申し上げます。 終わります。 ○議長(佐藤峯夫君) 以上で、市長の市政報告及び施政方針を終わります。 11時50分まで休憩いたします。                             (午前11時37分)--------------------------------------- ○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                             (午前11時50分)--------------------------------------- △教育行政報告及び教育行政方針 ○議長(佐藤峯夫君) 次に、教育委員会の教育行政報告及び教育行政方針に入ります。 熊谷徹教育長。
    ◎教育長(熊谷徹君) おはようございます。 平成25年第1回仙北市議会定例会の開会に当たり、前回定例会後の主な事項について御報告をさせていただきます。 教育指導課であります。 ノロウイルス感染防止に係る学校給食休止について。 角館学校給食センター調理員1人にノロウイルス感染が認められ、2月12日から15日までの4日間、小・中学校の給食を休止いたしました。 児童・生徒・教職員に2次感染者は報告されておりませんでしたが、給食センター全職員の精密検査を行い、2月15日に、最初の感染者1人を除き、全員陰性であることが判明し、2月18日から給食を再開いたしました。 今後も、ノロウイルス等の感染については厳重に注意し、給食の安全・安心確保に努めてまいります。 いじめ、体罰についてであります。 小・中学校における児童・生徒のいじめ問題については、平成24年9月から、いじめ事案の認知、対応について毎月調査を実施しております。9月から1月までの各小・中学校での認知件数は、小学校6件、中学校7件の合計13件となっております。冷やかしやからかい、悪口などの内容が最も多く、携帯電話による中傷などの事案もあります。いずれも、現在は解消または収拾に向けて指導を継続中であります。 各学校では、子供の命や人権にかかわる重大事項として、危機管理意識を持った対応と未然防止、早期発見、早期対応に努めております。教育委員会といたしましても、各学校の実態をつぶさに把握し、学校と連携・協力して、解決に向け支援しているところであります。 また、教職員による体罰につきましては、各学校管理職に対する県教育委員会の聞き取り調査が先ごろ実施されましたが、市内の小・中学校では、発生事案の報告はありませんでした。 この後、3月上旬にかけて、文部科学省の通達により、県教育委員会では、全児童・生徒、保護者、教職員を対象とした体罰に関する調査を実施いたします。 次に、かくのだて幼稚園の耐震化・アスベスト除去工事完了についてであります。 かくのだて幼稚園の耐震化・アスベスト除去工事が1月8日に完了いたしました。1月17日には県の検査が終了し、1月21日から、本来の園舎に戻り、園の活動を再開しております。 次に、全県中学校スキー大会についてであります。 去る1月13日から16日まで、鹿角市の花輪スキー場において、第56回全県中学校スキー大会(クロスカントリーとアルペン)が高等学校総合体育大会スキー競技会と合同で開催されました。生保内中学校がアルペンの部で男子総合優勝、生保内中学校3年の須田忠厚選手が大回転で3位、同3年の日高大樹選手が回転で3位に入賞するなど、市内各校の選手が好成績をおさめております。 東北大会には、アルペンの部に、男子2人、女子1人、クロスカントリーの部に、男子3人、女子2人が出場し、全国大会には、アルペンの部に男子2人、クロスカントリーの部に、男子1人、女子2人が出場いたしました。 被災地からの小・中学校転入児童・生徒の状況についてであります。 被災地からの市内小・中学校への転入児童・生徒は、生保内小学校11人、生保内中学校1人、角館小学校3人、西明寺小学校1人の合計16人(男6人、女10人)であります。県別では、福島県から12人、宮城県から4人となっております。 また、幼稚園につきましては、生保内幼稚園に4人、神代幼稚園に3人の合計7人(男5人、女2人)、福島県から6人、宮城県から1人となっております。 次に、インフルエンザによる出席停止の状況についてであります。 桧木内小学校6年生が、1月21日から3日間、学年閉鎖となったのを皮切りに、桧木内小学校1年生、生保内小学校6年生、角館小学校1年松組、2年松組、5年松組、神代小学校1年生、2年生、3年生が2月1日から4日間の学年・学級閉鎖となっております。 2月19日現在、幼稚園、小・中学校において、学年・学級閉鎖はありませんが、インフルエンザによる児童・生徒の出席停止が継続して発生しており、大仙保健所管内では、2月第2週に、インフルエンザ流行拡大に関する警報が発表されております。今後も、手洗いやうがいの励行など感染予防対策に取り組んでまいります。 次に、生涯学習課であります。 仙北市総合美術展について。 2月6日から17日まで、せんぼくアートプロジェクト推進事業を活用した第2回仙北市総合美術展が、同実行委員会主催で角館町平福記念美術館において開催されました。131人と1団体から、絵画や書、写真のほか、手芸・工芸品など昨年を大幅に上回る202点の出展がありました。出展者たちは、お互いの作品を評価し合ったり、鑑賞に訪れた方々と談笑するなど、打ち解けた交流の場となっておりました。会期中の入場者数は451人であります。 次に、国民文化祭についてであります。 仙北市主催事業の実施計画案について、各事業別企画委員会からの提案をまとめ、県へ提出しております。県では、2月4日の第4回秋田県企画委員会において、全県の実施計画案が了承されております。 また、2月25日に第3回仙北市実行委員会を開催し、仙北市の実施計画案について詳細を説明し、報告しております。開催まで1年7カ月余りとなりましたが、今後、本格的な準備に取り組んでまいります。 次に、公民館であります。 新春書き初め大会について。 1月8日に、田沢湖、角館、西木公民館合同による仙北市新春書き初め大会が角館交流センターで開催されました。市内の小学生49人、中学生1人、高校生19人の合計69人が、各学年ごとに、「きずな」や「満天の星」などの課題に取り組み、爽やかな墨の香りが漂う中、新年の思いを込め、真剣に筆を運んでおりました。大会の作品は、1月10日から30日まで西木温泉クリオンに展示し、訪れた方々に鑑賞していただきました。 次に、市民会館であります。 第2回ロビーコンサートについて。 9月に開催しました十五夜ロビーコンサートの好評を得て、12月15日、クリスマスロビーコンサートを開催いたしました。 クリスマスの夜を演出するイルミネーションが、雪景色を幻想的に照らし出す中、クラッシックのトリオとビッグバンドによる冬をテーマにした楽曲の演奏は、聴衆を魅了し、演奏者と聴衆が一体となる楽しい空間がつくり出されました。今後も、ロビーコンサートを定着させるとともに、多様なジャンルの催しを企画し、市民に楽しんでいただけるよう努めてまいります。 次に、田沢湖図書館であります。 おはなし玉手箱について。 12月22日に、3回目のおはなし玉手箱を開催いたしました。 大型絵本や仕掛け絵本・紙芝居・スライド等多様な構成で、物語のおもしろさや図書館への興味を引きつける役割を果たしてくれました。 今後も、本のすばらしさや読書の楽しさを伝え、図書館に足を運んでいただける工夫と努力を続けてまいります。 次に、学習資料館、イベント交流館であります。 仙北市読書感想文コンクールについて。 学習資料館では、角館図書館後援会の後援をいただき、第2回仙北市読書感想文コンクールを実施いたしました。 今回は、市内小・中学校10校から117点の応募があり、入選作品15点の中から、仙北市長賞1点、角館図書館後援会長賞2点、仙北市教育長賞2点を選出し、2月28日、仙北市総合情報センターで表彰式を行います。 次に、スポーツ振興課であります。 第11回日韓青少年冬季スポーツ交流会について。 1月20日から28日まで、韓国で開催された第11回日韓青少年冬季スポーツ交流会の日本選手団として、秋田県内から40人の中学生が派遣され、仙北市内の中学生6人も団員としてスキー競技に参加いたしました。 アルペン競技には、生保内中学校1年の吉田選手、2年の田口選手、クロスカントリー競技には、角館中学校1年の太田選手、後藤選手、神代中学校1年の白石選手、高田選手が出場し、韓国の子供たちと友好親善を図りながら、思い出深い体験をしております。 また、2月17日から23日まで、たざわ湖スキー場において、韓国の子供たち約40人の選手団と仙北市を含む秋田県内の子供たち40人が、スキー競技等で交流を深めました。仙北市の小正月行事の一つである「紙風船上げ」や「火振りかまくら」の製作と実演にも取り組むなど、韓国から訪れた選手団に冬の仙北市を楽しんでいただき、日韓の友好親善に努めました。 次に、文化財課であります。 桧内川堤と天然記念物の桜について。 名勝桧内川堤の桜について、景観保全を目的に、2月1日から3月1日までの29日間、ソメイヨシノ花芽食害防止として、ウソの有害鳥獣捕獲を角館猟友会に委託しております。昨年はウソの被害がありませんでしたが、ことしは、2月20日までに70羽ほど捕獲しており、若干の食害が確認されております。被害の拡大を防止するため、引き続き猟友会による巡回と捕獲をお願いしているところでございます。 また、積雪により、1月22日の午後3時過ぎに、角館南高等学校にあります天然記念物のしだれ桜(指定番号140番)の歩道に伸びた枝からの落雪により、下校途中の角館小学校4年生男子の右足を直撃し、腓骨を骨折するという事故が発生いたしました。被害児童並びに御家族の皆様、関係各位に多大なる御迷惑と御心配をおかけしましたことを衷心よりおわび申し上げます。その日の夕方、高所作業車で角館南高等学校通りのしだれ桜の雪落とし、翌日に武家屋敷通りの樹木の雪落としを行っております。 この降雪と低温により、名勝指定の桧木内川堤沿いのソメイヨシノや天然記念物のしだれ桜の枝欠け、落木等が多数見られますが、雪解けを待って、適切な処置を施したいと考えております。 白岩焼窯跡毀損について。 昨年の「白岩焼窯跡毀損」の修復状況でありますが、秋の天候不順で調査期間が長引いたことと予想外の早い積雪により、今年度の作業を断念いたしました。地権者並びに県文化財保護室と協議し、5月末日までに修復期間を延長していただいております。 次に、平福記念美術館であります。 児童生徒県南美術展について。 12月5日から1月29日まで、第35回児童生徒県南美術展を開催いたしました。県南地区の小・中学校91校から御協力をいただき、1,131点の作品を展示いたしました。12月1日の審査会で、特賞23点、奨励賞187点を決定、その他921点を入選といたしました。会期中は、家族連れでの来館者が多く、2,890人の方々が訪れております。 1月27日に、特賞受賞者の表彰式を開催し、賞状と記念品を授与いたしました。審査委員長の佐々木良三秋田大学名誉教授による講評では、独自性と創造性にすぐれた作品が評価されたこと、作者の個性や成長の様子が表現されている点などの解説があり、来場した受賞者とその家族、学校関係者が熱心に傾聴しておりました。今後も、この企画展が、児童・生徒の美術教育の一環として、さらに充実するよう努めてまいります。 また、この期間中に角館中学校生徒が町内の風景を描いたスケッチ展と、角館高校と角館南高校の美術部、イラスト同好会による合同展も開催されました。 以上、教育行政に関する報告を申し上げましたが、引き続き教育行政の基本方針及び主要な施策の概要について申し上げます。 初めに。 仙北市の学校教育につきましては、昨年度に引き続き新学習指導要領の趣旨を生かし、知・徳・体のバランスのとれた生きる力の育成を目指してまいります。 「ふるさとを愛し、豊かな心と健やかな体を持ち、確かな学力を身につけた仙北の子供」の育成を幼稚園・小・中学校の共通目標として、園、学校、家庭、地域と一体となって取り組んでまいります。 また、地域に根差した生涯学習推進のため、今後5年間の社会教育、生涯学習を推進する指針として策定した第2次社会教育中期計画の実施初年度に当たることから、市民一人一人の学習支援にも積極的に取り組んでまいります。 体育施設については、市民の誰もが、身近にスポーツ活動ができる環境を提供するため、仙北市体育施設マスタープランに基づき、施設の改修や廃止、管理運営方法の充実に取り組んでまいります。 文化財関係につきましては、貴重な文化遺産や伝統芸能等を後世に残し、将来へ引き継ぐため、各種の保存事業や継承事業に取り組み、文化・伝統を基盤とした誇りある市民意識の醸成に努めてまいります。 平成26年度の第29回国民文化祭・あきた2014の成功に向け、推進体制の強化、充実を図っていまいります。特に平成25年度は、プレ大会として「大正琴の祭典」と「アートdeまちあるき」事業の開催を予定しております。 次に、各課について申し上げます。 教育総務課であります。 学校施設は、子供たちにとって一日の大半を過ごす学習や生活の場であり、豊かな人間性を育む教育環境として重要な施設であります。また、災害時には緊急避難場所など地域の防災拠点としての役割も担っております。 子供たちが、快適に過ごすことができる学習環境の提供と災害時の利用も考慮しながら、各施設の諸工事や維持修繕事業等を必要性や、緊急性を勘案しながら、計画的に進めてまいります。 次に、教育指導課であります。 学校教育の充実。 児童・生徒の命を守る防災・安全教育の充実に引き続き取り組むとともに、重点的にいじめ・不登校対策、体罰の絶無に取り組み、学校教育の一層の充実に努めてまいります。 特に、いじめ・不登校、ネットトラブル等の情報モラルを含む生徒指導上の諸問題については、学校体制での未然防止や早期発見、早期対応に努めるとともに、子供や保護者、市民からの相談に応じる体制強化を図り、関係機関と連携して、教育委員会の最重要課題として強力に取り組んでまいります。 また、学力向上につきましては、平成25年度の4月に全ての学校で実施される全国学力・学習状況調査、12月実施される県の学習状況調査を活用し、市内小・中学校の課題を明確にするとともに、その解決のため、北浦教育文化研究所を中心に、各学校への指導を一層充実させてまいります。 新入児童・生徒数と複式学級等について。 平成25年度の小・中学校の新入学児童・生徒数については、小学校238人(前年が児童数は191人であります)、中学校209人(前年生徒数が232人であります)が予定されており、昨年度と比較して、小学校が47人増加し、中学校が23人減少しております。 幼稚園につきましては、平成23年度から市内の全幼稚園において3歳児からの入園を実施し、平成25年度は、3幼稚園で46人、前年度園児数66人となっております。少子化の影響で、園児の確保が大きな課題でありますが、保育園との連携を深め、今後とも、魅力ある幼稚園経営を実施し、園児の確保と就学前教育の充実に努めてまいります。また、今後の幼稚園・保育園のあり方につきましては、「少子化対策・子育て支援プロジェクトチーム会議」において、子育て支援課と連携して引き続き検討を進めてまいります。 平成22年度から、中川小学校と白岩小学校で複式学級が発生しており、平成24年度は、県費負担教職員及び講師を配置していただき、複式学級・複式授業の解消を図ってきたところであります。平成25年におきましても、両校で複式学級が生じる見込みであり、市費負担による非常勤講師(複式学級指導支援員)を配置し、複式授業の解消を図ることとしておりますが、前年度に引き続き県教育委員会から県費教職員及び講師を派遣していただくよう強く要望してまいります。 次に、大曲養護学校せんぼく分教室について。 平成28年度開校予定の「大曲養護学校せんぼく分校」の開校に先駆けて、平成25年度から「せんぼく分教室」が角館児童館内に開設され、小学部8人、中学部8人、教職員11人でスタートいたします。 分教室では、本校とともに、年間を通じて、市民や市内小・中学校との交流行事も多数予定されており、この開校を機に、県教育委員会と連携を深めながら、市内小・中学校の特別支援教育の一層の充実と市民の理解促進に努めてまいります。 次に、北浦教育文化研究所であります。 平成25年度も、県教育委員会南教育事務所並びに同仙北出張所の指導主事と連携しながら、市内小・中学校の学校訪問を実施し、授業参観、授業研究会における指導助言のほか、市内研修会を開催し、市内児童・生徒の学力向上に向けた授業改善、教職員の資質向上に努めてまいります。 不登校適応教室(さくら教室)につきましては、2人の指導員を中心に、不登校児童・生徒への対応や相談活動の充実と市民や児童・生徒、保護者からのいじめ事案等の相談体制を充実させてまいります。 昨年度から始まりました小学校外国語活動の授業の充実のため、小学校外国語指導助手2人(市の臨時職員と県緊急雇用対策事業による臨時職員)の配置を継続し、児童・生徒の国際理解と外国語への関心を高める授業を推進してまいります。 また、各学校の特色ある行事・教育活動を財政的に支援するキャリア・ふるさと教育推進事業の充実とともに、郷土資料を生かした教材等の作成など、「ふるさと教育」を力強く推進し、「ふるさとを愛し誇りに思う子供」の育成に努めてまいります。 さらに、毎月発行している教育委員会だより「きたうら」の一層の充実を図り、市内幼稚園、小・中学校、公民会等の特色ある取り組みを中心に、市民等への広報、周知に努めてまいります。 次に、学校給食センターであります。 学校給食は、学校給食法に基づく学校教育の一環として位置づけ、児童・生徒の心身の健全な発達を図ることを目的に、学校と給食センターの連携を密にしながら実施してまいります。現在は、「飽食の時代」と言われ、物質的には豊かな社会となっておりますが、一方では偏った食事内容からくる栄養のアンバランスが見られます。児童・生徒の偏食の矯正、食事マナー、食文化等に関する知識の向上を図り、「家庭とともに歩む学校給食」を目指します。 主食の米飯給食は、全て仙北市産のあきたこまちを提供しておりますが、副食材料につきましても、地場産物や郷土料理などを取り入れ、児童・生徒が郷土の自然や文化を大切にする心を育むよう「地域と結ぶ学校給食」に努めます。 年間5回の季節行事給食やバイキング給食を実施し、思い出に残る学校給食を提供するとともに、施設及び設備の整備と衛生管理に万全を尽くしてまいります。 次に、生涯学習課であります。 平成24年度策定の第2次社会教育中期計画では、第1次社会教育中期計画の評価をもとに、推進部会・社会協議部会・社会体育部会・芸術文化部会の各部会で、現状と課題を踏まえた今後の施策を具体的に示しております。 平成25年度は、第2次中期計画に盛り込まれた36事業の実施計画の年次計画を立案し、生涯学習の推進、芸術文化活動の振興を図ってまいります。 また、平成26年度に開催する第29回国民文化祭では、仙北市が10事業を実施いたします。平成25年度から事業が円滑に進められるよう組織体制を整え、実行委員会及び10事業の企画委員会と連携をとりながら、具体的に進めてまいります。平成25年度は、「大正琴の祭典」と「アートdeまちあるき」の2事業をプレ大会として開催するほか、募集要項やリーフレット等を作成し、広報、周知に努めてまいります。仙北市では、事業を開催し、来訪者を温かく迎えるばかりではなく、さまざまな事業を通して、市民が、直接、間接的に文化に触れる機会を数多くつくり、さらなる文化的風土の醸成に努めてまいります。 せんぼくアートプロジェクト推進事業は3年目を迎え、県で実施する国民文化祭県民参加事業を見据えた活用が予想されます。平成24年度は、2月現在で、音楽活動4件、芸術活動2件に対して支援しております。イベントを通し、地域の魅力発信や継続的なにぎわい創出のため、支援を必要としている芸術文化団体等に、継続した支援を行ってまいります。 次に、公民館であります。 平成24年度の試みとして、各公民館がそれぞれに開催していた講座を全市民の誰でもが参加できるよう、地域の枠を外して実施いたしました。特に、新規講座として開催した「男のワイルドクッキング講座」や「かっこべ編み講座」は人気があり大好評でありました。平成25年度も、市民の意見や要望を広く収集し、時代のニーズや流行を取り込むような魅力的な講座を、3公民館一体となって進めてまいります。 また、角館公民館で開催しておりました「角館公民大学」は、平成25年度から「仙北市公民大学」と名称変更するとともに、60歳以上としていた対象年齢枠を外して実施いたします。これまで参加できなかった方々の参加が可能となりますので、参加者の広がりを大いに期待しているところでございます。 学習資料館・新潮社記念文学館であります。 学習資料館では、平成25年度も引き続き図書館支援員が市内小・中学校12校を定期的に訪問し、図書のデータ入力、図書の発注、書架整理等を行う学校図書館支援事業を継続し、学校図書館の環境整備を進めてまいります。 また、学校図書の蔵書冊数の増加に努め、子供読書活動の推進を図ってまいります。 新潮社記念文学館では、4月中旬から「樋口一葉展」を初めとして、仙北市西木町出身で第29回国民文化祭総合プロデューサーである西木正明氏の企画展や3館合同企画展として「平福百穂 没後80年展」を計画しております。 次に、市民会館であります。 市民会館は、市で唯一の大規模ホールであり主要な文化施設であります。平成24年度は、ホール天井部の補強や耐震診断を実施いたしました。平成25年度は、一部耐震補強や屋根の防水、外壁塗装、照明機器の一部更新等、安全で適切な維持管理を行い、国民文化祭のプレイベントや種苗交換会を初めとするさまざまな行事やイベントの会場として、市民の皆さんが安心して利用できるよう努めてまいります。 また、市民会館事業として好評を得ております自衛隊音楽隊コンサートやロビーコンサート等、さまざまなメニューを企画し、魅力ある会館をアピールできるよう取り組んでまいります。 次に、田沢湖図書館であります。 田沢湖図書館は、平成23年度に外壁の老朽化による危険が指摘されております。平成25年度は、屋根の防水工事及び外壁の補修等、適切な維持管理を行い、来館される皆さんが安心して利用いただけるよう努めてまいります。 また、朗読コンサートやおはなし会など、図書館としての魅力アップを図りながら、親しみやすい多様な事業を展開してまいります。 次に、スポーツ振興課であります。 体育施設設備について。 ふれあいプラザ西木温泉クリオンのプールにつきましては、平成15年度から施設の老朽化や利用者の減少により営業を停止し、その後、夏の間だけ営業を再開しておりました。 クリオンプールの継続利用についての要望書や請願書は合併前にも提出されておりますが、合併後におきましてもクリオンプール早期着工に関する陳情書が仙北市議会において採択されております。市といたしましても、市民のスポーツ振興と健康増進を図るため、プールの現状を確認し、通年営業が可能となるよう改修し、市民の利用に供したいと考えております。平成25年度は、施設や設備の基本調査を実施し、その結果に基づいて翌年以降に実施設計並びに工事を施工してまいります。 次に、各種スポーツイベントについてであります。 平成25年度のチャレンジデーは、5月29日に開催される予定であり、市民総参加で3回目の挑戦をしたいと思います。今回は、開催当日、主な体育館を夕方から無料開放し、市民の皆さんへ参加利用を呼びかけます。体育協会や総合型地域スポーツクラブ、地域運営体等からの御協力をいただきながら、参加者の増加を図り、対戦相手に勝利するとともに、市民スポーツのさらなる振興に努めてまいります。 9月15日開催予定の第28回田沢湖マラソンにつきましては、近年のマラソンや駅伝ブームもあり、ことしも多くの参加申し込みが予想されます。新たな駐車場の設置やシャトルバスでの輸送体制を検討し、ランナーの皆さんに喜んでいただける環境を整えてまいります。 平成25年度の冬季スポーツは、たざわ湖スキー場において、第59回秋田県高等学校総合体育大会スキー競技会と第62回秋田県中学校総合体育大会スキー大会が開催されます。さらに、来る3月1日から3日まで、東北で初めて開催される全日本スノーボードテクニカル選手権大会が平成26年度も引き続いて開催される予定であります。こうした大会を数多く誘致しながら、冬季におけるスポーツフィールドとしての仙北市を各方面にPRし、たくさんの来訪者の方々をお迎えしてまいります。 次に、文化財課であります。 平成25年度の重要伝統的建造物群保存地区保存事業は、小田野家主屋の修理を予定しております。特に土台等の腐朽が甚だしい状況にあり、2カ年事業で行うこととしております。 重要伝統的建造物群保存地区防災計画につきましては、歴史的町並みと武家屋敷保存に向け、木造建造物や環境物件である景観樹木などを火災や地震、風水害等から防ぐための基本設計を予定しております。 保存地区の中核として位置づけ、歴史文化を学ぶ場としての秋田藩角館郷校「弘道書院」の復元につきましては、検討委員会の意見を踏まえ、「弘道書院」跡の伝承館前広場の一画で物理探査を実施し、井戸、礎石等の位置を特定したいと考えております。 仙北市の花「桜」につきましては、引き続き名勝指定の桧木内川堤と田沢湖高原ルートの高野地区で整枝作業、西木町かたまえ山森林公園においては、施肥作業等に取り組むこととしております。 次に、角館町平福記念美術館であります。 平福記念美術館では、平成25年度もさまざまな企画展を予定しております。4月には、秋田テレビと共催で「片岡鶴太郎展~角館桜舞~」を予定しております。ドラマやバラエティー番組で活躍する一方、芸術家としての一面も持つ片岡鶴太郎さんの桜をテーマにした多数の作品展示を予定しております。 7月に「女流画家協会 秋田角館展」を開催予定であります。会期の途中に展示がえを行い、前期と後期の展示となります。女流画家協会は、昭和22年に、三岸節子、森田元子らの女流画家11人が中心となって立ち上げた団体であり、具象、抽象の分野を超えた多彩な作品を発表し続けております。平成17年度にも女流画家協会展を開催しており、今回は2回目の開催となります。 また、10月には、樺細工伝承館、新潮社記念文学館との合同企画5年目の事業として「平福百穂 没後80年展」を予定しております。百穂の作品を中心として、アララギ歌人「伊藤左千夫」を知るきっかけをつくった畏友である日本画家「結城素明」などの絵画作品等の展示を企画しております。 美術館におきましては、今後も、より多くの皆様から気軽に美術作品を鑑賞していただけるよう、創意工夫に努めてまいります。 以上、平成25年度の教育行政の基本方針及び主要な施策の概要について申し上げましたが、本定例会に提案しております教育関係議案につきましても、慎重御審議の上、御可決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(佐藤峯夫君) 教育長の教育行政報告及び教育行政方針を終わります。議会動静報告と監査委員の報告については、別に配付のとおりであります。 昼食のため13時30分まで休憩いたします。                              (午後0時26分)--------------------------------------- ○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後1時29分)--------------------------------------- △報告第1号の上程、説明 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第4、報告第1号 専決処分の報告についての報告の時間といたします。 報告第1号について、高田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(高田紀市君) 議案つづりの7ページのほうをお開き願いします。 報告第1号 専決処分の報告について御説明申し上げます。 地方自治法第180条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分をしたので、同条第2項の規定に基づき報告するものでございます。 次の8ページのほうをお開き願います。 専決処分第1号、専決処分書の内容であります。地方自治法第244条の3第2項の規定に基づき、横手市が保育を実施する児童に、仙北市立保育園を使用させるということについて、横手市との間において協議することについて、同法第180条第1項の規定に基づき、専決処分するもので、平成25年2月4日付で処分したものであります。 内容につきましては、角館保育園に5歳児と4歳児の子供2人を入所させておりました仙北市民の方が、2月4日付で横手市のほうに住所を移しております。しかし、母親の職場が仙北市内ということから、子供については引き続き3月末まで角館保育園に入所させたいということで、横手市より広域入所に関する協議があり、これを受けたものでございます。急を要するということで専決処分したものであります。 なお、受託の期間は平成25年2月4日から3月31日までとなっております。 以上で報告を終わります。 ○議長(佐藤峯夫君) 以上で報告を終わります。--------------------------------------- △議案第1号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第5、議案第1号 平成24年度光ブロードバンド設備整備事業工事請負変更契約の締結についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 倉橋総務部長。 ◎総務部長(倉橋典夫君) 議案第1号について提案理由の説明を申し上げます。 議案つづりの9ページをお開き願います。 議案第1号 平成24年度光ブロードバンド設備整備事業工事請負変更契約の締結について。 平成24年度光ブロードバンド設備整備事業工事請負変更契約を次のとおり締結するものとする。 上記、仙北市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を求めるものでございます。 本事業につきましては、6月29日付で、議会の議決を経て、請負契約を締結して、工事に取りかかっておりますけれども、事業主体であります東日本電信電話株式会社から、事業精査した結果、事業費が減額になるということで、今回、変更契約の議決をお願いするものでございます。 契約の目的としては、今回は田沢地区と桧木内地区に光ケーブルの敷設工事を行っております。契約金額が1億9,740万円から630万円減額になりまして、変更後の契約金額は1億9,110万円になるものでございます。工期は、7月2日から2月28日までとなっており、予定どおり終了する見込みでございます。 なお、28日に検査後、3月1日から光のサービス開始がされるというふうに伺っておりまして、NTTでは、既に、田沢地区、桧木内地区からはサービスの申し込みの受け付けを開始しているという状況でございます。 以上、議案第1号の説明を終わります。また、工期が2月28日でございますので、本日、審議していただきますようお願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 提案理由の説明が終わりました。 これより質疑を行います。 質疑ありませんか。 19番。 ◆19番(高久昭二君) 総務部関連で大変失礼ですが、一つだけちょっと簡単にお伺いしたいと思います。 今回、工期が2月の28日までで、これまで説明がございましたとおり、1者のみの随意契約でございましたが、こういうふうな後からの補正という形で出るということは、余りなかったような、私の記憶では、別にだめだということではなくて、これは市に返還されてくるお金ですから結構なわけでございますが、主にどういうところの精査した結果、かかり増しにならないと、計画よりも少な目に工事ができるようになるというふうな御説明を工事業者のほうからいただいておるものでしょうか、その点だけお伺いしたいと思います。 ○議長(佐藤峯夫君) 倉橋総務部長。 ◎総務部長(倉橋典夫君) 今回の工事の減額理由について、私も担当のほうに確認いたしましたけれども、どこの場所の工事が減額になったということではなくて、事業費全体を精査した結果の減額であるというふうに、説明を受けております。 以上です。 ○議長(佐藤峯夫君) ほかにありませんか。          (「なし」と言う人あり) ○議長(佐藤峯夫君) これで質疑を終わります。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第1号については、会議規則第39条第3項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。          (「なし」と言う人あり) ○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認め、議案第1号は委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これより討論を行います。 討論ありませんか。          (「なし」と言う人あり) ○議長(佐藤峯夫君) 討論を終わります。 これより採決を行います。 議案第1号 平成24年度光ブロードバンド設備整備事業工事請負変更契約の締結のついてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第2号及び議案第3号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第6、議案第2号 大曲仙北広域市町村圏組合の共同処理する事務の変更及び大曲仙北広域市町村圏組合規約の一部変更について及び日程第7、議案第3号 大曲仙北広域市町村圏組合の共同処理する事務の変更に伴う財産処分についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 倉橋総務部長。 ◎総務部長(倉橋典夫君) 議案第2号及び3号について御説明いたします。 議案つづりの10ページをお開き願います。 議案第2号でございます。 大曲仙北広域市町村圏組合の共同処理する事務の変更及び大曲仙北広域市町村圏組合規約の一部変更についてでございます。 地方自治法第286条第1項の規定に基づき、関係地方公共団体で協議の上、平成25年3月31日をもって、障害者支援施設、指定特定相談支援事業所、指定一般相談支援事業所、指定障害児相談支援事業所、共同生活援助事業所の設置及び管理運営に関する事務を廃止し、大曲仙北広域市町村圏組合規約の一部を別紙のとおり変更するものでございます。 この今回の規約の改正につきましては、広域市町村圏組合で、これまで角間川更生園を運営しておりました障害者支援施設でございますけれども、4月1日以降、これを社会福祉法人水交会のほうへ、業務を移管することによる規約の改正でございます。 11ページに規約の一部変更がありますけれども、第3条の第3号に障害者支援施設等の事務に関する規約がございましたので、今回それを廃止して、後ろのほうの4号、5号、6号、7号につきまして、条文を1号ずつ繰り上げるものでございます。 次に、12ページの議案第3号でございます。 大曲仙北広域市町村圏組合の共同処理する事務の変更に伴う財産処分について。 地方自治法第289条の規定に基づき、関係地方公共団体で協議の上、障害者支援施設、指定特定相談支援事業所、指定一般相談支援事業所、指定障害児相談支援事業所、共同生活援助事業所の設置及び管理運営に関する事務を廃止する際の財産処分を別紙のとおり定めるものとするというものでございます。 13ページに、次に掲げる財産を社会福祉法人水交会に譲渡するということで、建物と物品、それぞれ記載しております。いずれも、無償譲渡で水交会のほうへ譲渡するものでございます。 以上、簡単ですが、説明を終わります。また、この議案につきましても、3月15日までに県のほうに届け出するということで、本日、審議していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 提案理由の説明が終わりました。 これより質疑を行います。 質疑ありませんか。          (「なし」と言う人あり) ○議長(佐藤峯夫君) これで質疑を終わります。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第2号及び議案第3号は、会議規則第39条第3項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第2号及び議案第3号は委員会への付託を省略することに決定いたしました。 これより討論を行います。 討論ありませんか。          (「なし」と言う人あり) ○議長(佐藤峯夫君) 討論を終わります。 これより採決を行います。 議案第2号 大曲仙北広域市町村圏組合の共同処理する事務の変更及び大曲仙北広域市町村圏組合規約の一部変更についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第3号 大曲仙北広域市町村圏組合の共同処理する事務の変更に伴う財産処分についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第4号~議案第68号の上程、説明 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第8、議案第4号 秋田県後期高齢者医療広域連合規約の一部変更の訂正についてから日程第72、議案第68号 仙北市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例制定についてまでを議題といたします。 それぞれ提案理由の説明を求めます。 議案第4号について、高橋俊一市民生活部長、 ◎市民生活部長(高橋俊一君) 議案第4号について御説明申し上げます。 議案つづりの14ページをお開きいただきたいと思います。 秋田県後期高齢者医療広域連合規約の一部変更の訂正について議決をお願いするものでございます。 このたびの訂正に至る経緯と経過につきましては、先ほど市長が市政報告で御報告申し上げましたとおりでございますので、経緯と経過につきましては、割愛させていただきたいと思います。 広域連合の事務処理不手際でございますが、手続上の瑕疵が生じたことにつきましては、あってはならないことであり、訂正の議決をお願いすることにつきましても、御迷惑をおかけすることとなり、大変申しわけないことだと強く反省しております。このたびの訂正の内容につきましては、規約改正の附則の施行期日を規定する箇所で、正しくは「秋田県知事に届出をした日と」すべき部分で、誤って「秋田県知事の許可のあった日」とした部分を訂正させていただくものでございます。 今後、このような事案が生じないように、万全な確認体制をしいてまいりますので、何とぞ御容赦賜りまして、広域連合規約の一部変更の訂正につきまして、御審議、御可決賜りますようお願いいたします。 簡単でございますが、以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案に入ります前に、総務部長より説明したき条項が発生したそうでありますので、説明を許します。 総務部長。 ◎総務部長(倉橋典夫君) 議案第5号に入ります前に、今回、関連する地域主権改革一括法関係の議案が8件ございまして、皆様の御手元に説明資料を配付させていただきましたので、ちょっと時間をいただきまして簡単に説明したいと思います。 国のほうでは、義務づけ、枠づけの見直しと条例制定権の拡大ということで、第1次一括法、それから第2次一括法がそれぞれ成立いたしておりまして、これに基づいて、全国の自治体では、関連する条例の制定及び改正をこの3月31日までに終えなければならないということになっております。今回、仙北市では8本の議案を上程しております。地域主権改革のため、国がいろいろな地方分権を進めている中の一環でございます。 2枚目のほうに、今回の議案の関連するものを提示しております。議案第5号から議案第24号までの8本ございます。それぞれ第1次の一括法関連、第2次の一括法関連、また右のほうに関係する法律名がございます。この法律の改正に基づきまして、今回、仙北市でも、条例の制定、改正を行うものでございます。 新設が5件、改正が3件ございます。それから、第1次一括法並びに第2次一括法の概要につきましては、3枚目、4枚目に記載しておりますので、後でごらんいただきたいと思います。いずれも、こうした国の方針に基づきます地方自治体での条例の制定、改正でございます。 よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。関係条例につきましては、担当の部長から説明いたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第5号から議案第8号について、佐藤秋夫建設部長。 ◎建設部長(佐藤秋夫君) 議案第5号について御説明申し上げます。 議案つづりの15ページをお開きください。 議案第5号 仙北市市道の構造の技術的基準等を定める条例制定について。 仙北市市道の構造の技術的基準等を定める条例を別紙のとおり制定するものでございます。 この条例制定については、ただいま総務部長から説明がありました地域主権改革一括法の施行に伴う条例制定でございます。 今回のこの条例は、道路法の一部改正に伴い、これまで国が一律に定めておりました道路等の構造の技術的基準を市が定めることになったことにより、条例を制定するものでございます。 内容については、道路整備をする場合の基準等でございます。本市では、今まで道路法の方針及び省令で定める整備基準により道路整備を行ってきておりますが、本市における特別な地域事情がないことから、独自の基準を設ける必要性はないと考えております。このため、省令で定められた基準と同一の整備基準を条例で定めるものでございます。 なお、施行日は平成25年4月1日とするものでございます。 次に、議案第6号について御説明申し上げます。 33ページをお開き願います。 議案第6号 仙北市準用河川に係る河川管理施設等の構造の技術的基準を定める条例制定について。 仙北市準用河川に係る河川管理施設等の構造の技術的基準を定める条例を別紙のとおり制定するものでございます。 この条例制定も、地域主権改革一括法の施行に伴う条例制定であり、河川法の一部改正によるものでございます。この件につきましても、これまで国が一律に定めていた河川等の構造の技術的基準等を市が定めることになったことにより、条例を制定するものです。 内容につきましては、河川整備を行う場合の基準を定めるものでございます。本市では、今まで河川法の方針及び省令で定める整備基準により河川整備を行ってきております。このことについて、特別な地域事情がないことから、独自の基準を設ける必要性はないと考えられるため、今までどおり省令で定められた基準と同一の整備基準で条例を定めるものでございます。 施行日は、これも平成25年4月1日からとするものでございます。 次に、議案第7号について御説明申し上げます。 45ページをお開き願います。 議案第7号 仙北市営住宅等の整備基準を定める条例制定について。 仙北市営住宅等の整備基準を定める条例を別紙のとおり制定するものです。 この議案も、前の2議案と同じく地域主権改革一括法の施行に伴う条例制定であり、公営住宅法の一部改正に伴い、これまで国が一律に定めておりました公営住宅等の設置基準を市が定めることになったことにより、条例を制定するものでございます。 今まで市では、公営住宅法の方針及び省令で定める整備基準にのっとって整備を行ってきております。本市における特別な地域事情がないことから、独自の基準を設ける必要はないと考えられるため、省令で定める基準と同一の整備基準を条例で定めるものでございます。 施行日は25年4月1日とするものでございます。 次に、議案第8号について御説明申し上げます。 49ページでございます。 議案第8号 仙北市都市公園の設置に関する基準等を定める条例制定について。 仙北市都市公園の設置に関する基準等を定める条例を別紙のとおり制定するものでございます。 この条例につきましても、前の3つと同じく地域主権改革一括法の施行に伴う条例制定でございます。 都市公園法及び高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律の一部改正に伴い、これまで国が全国一律に定めていた都市公園及び公園施設の設置基準並びに特定公園施設の設置基準を市が定めることになったことにより、条例を定めるものでございます。 市が管理する都市公園は、国の基準により整備されてきております。このため、現状において国の基準を変更する特殊な要因はありませんので、今後も都市公園を確保していくため現行の国の基準と同じ内容とするものでございます。高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律関係についても、現行基準に起因する課題等がないため、国の基準と同じ内容とするものでございます。 なお、現行の仙北市都市公園条例は主に管理に関するためのものであり、今回の条例については設置基準ということで、新たに条例制定をお願いするものでございます。 施行日は平成25年4月1日とするものでございます。 以上、4議案は、地方自治体の自主性を強化し、自由度の拡大を図るための義務づけ、枠づけの見直しと条例制定権の拡大によるものですので、よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 以上、簡単ですが、説明を終わります。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第9号について、新山企業局長。 ◎企業局長(新山敦晃君) 議案第9号について御説明申し上げます。 議案つづりの53ページをお願いいたします。 議案第9号 仙北市布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例制定について。 仙北市布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例を別紙のとおり制定するものでございます。 この条例制定についても、国の地域主権改革一括法による水道法の一部改正に伴うもので、これまで国の法令で基準を定めていたものを、地域の自主、自立を高めるため、自治体条例で定めるものでございます。 次ページをお願いいたします。 第2条の布設工事監督者を配置する工事でございますが、市で発注する水道工事の工事監督者を配置する工事種別について定めております。 第3条の見出しでございます。布設工事監督者の資格でございますけれども、これについては、前条における工事監督者の資格基準を定めております。 それから、次ページでございます。 第4条の見出しでございます。水道技術管理者の資格でございます。これについては、市の浄水場、上水道、簡易水道の施設の管理、水質管理を行う上で、水道技術管理者を1名置くこととなっております。その者の資格基準を定めております。 それから、附則でございます。この条例は平成25年4月1日から施行するものでございます。 以上で、簡単ですが、説明を終わります。 よろしく御審議のほど、お願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第10号については、高橋俊一市民生活部長。 ◎市民生活部長(高橋俊一君) 議案第10号について御説明申し上げます。 議案つづりの57ページをお開きいただきたいと思います。 仙北市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定について、別紙のとおり制定をお願いするものであります。 改正の理由としましては、少子高齢化などにより、地域の消防、防災を担う消防団員の後継者の確保が難しくなっていることや、近隣の市町と比較して当市の団員報酬が低い現状にあることなどから、団員の確保と士気の高揚を図り、周辺地域とのバランスにも考慮して、消防団員の報酬などの処遇を改善するため、改正を行うものでございます。 改正の内容につきましては、次ページに掲載してございます。具体的には、費用弁償として9種類ある手当のうち、より危険度の高い災害や捜索時の出動手当を、災害出動手当に名称を改め、額を1,000円引き上げて4,000円とするほか、階級別に区分されていた会議等の出務手当を全て同額の2,200円に統一するものであります。また、報酬につきましては、近隣市町の報酬などを参考にしながら、比較的年齢の若い団員や班長を厚く処遇し、正副団長や分団長など幹部団員には薄くするなど、今後の団員確保を考慮した改正内容となっております。 規則で規定する施行期日等につきましては、平成25年4月1日から施行するものとしております。 以上でございます。 よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第11号から議案第14号について、倉橋総務部長。 ◎総務部長(倉橋典夫君) 議案第11号について御説明いたします。 議案第11号 仙北市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例制定についてでございます。 これについては、市長、副市長の給料を減額するものでございます。22年の4月1日から、市長、副市長、教育長の給料を一定の額で減額しておりましたけれども、25年度におきましても、市長にあっては17万円、副市長にあっては8万3,000円を減額するものでございます。 続きまして、議案第12号でございます。 仙北市教育委員会教育長の給与及び旅費並びに勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例制定についてでございます。 これは、教育長の給料の減額でございますけれども、62ページにありますように、これまでと同じく25年4月1日から4万7,000円を減額するものでございます。 続きまして、議案第13号 仙北市基金条例の一部を改正する条例制定についてでございます。 今回の基金条例の改正につきましては、一つは、これまであった仙北市中山間地域振興基金、仙北市特定農山村地域総合支援事業基金、仙北市中山間ふるさと水と土保全基金の3つの基金を、その役割を終えたことから、条例から廃止するものが一つでございます。 それから、育英奨学資金につきまして、基金の額につきまして、これまで2億3,900万円とあったものを2億7,126万円に改正するものでございます。 また、それぞれの基金の名称の前に、(1)、(2)、(3)という記載がございましたけれども、今回、条文の整理のため、それもとったものでございます。 続きまして、議案第14号 仙北市民バス条例の一部を改正する条例制定についてを説明いたします。 69ページをお開き願いたいと思います。 昨年、11月、12月の2カ月間、市民バスまたデマンド型乗り合いタクシーの休日運行の試験運行を行いましたけれども、その結果を踏まえまして、25年の6月1日からでございますけれども、土曜日の運行、それから12月29日から12月31日まで、市民バス、またデマンド型乗り合いタクシーにつきましても、運行を開始するものでございます。 そのための条例改正でございます。 以上、簡単ですが、説明を終わります。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第15号について、高橋俊一市民生活部長。 ◎市民生活部長(高橋俊一君) 議案第15号について御説明申し上げます。 議案つづりの70ページをお開きいただきたいと思います。 仙北市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例制定について別紙のとおりお願いするものでございます。 この条例改正につきましても、先ほど総務部長のほうから説明がありました第2次一括法の改正に伴います義務づけ、枠づけの見直しと条例制定権の拡大に伴います施設公物設置管理の基準の見直しに伴うものでございます。 第2次一括法の施行により、廃棄物の処理及び清掃に関する法律が改正されましたことに伴いまして、市が設置する一般廃棄物処理施設の技術管理者の資格基準について、省令で定める基準を参酌して、条例で定めることとなりましたことから、これを条例制定するものであります。また、条例の一部改正とあわせまして現行条例の見直しを行い、字句の訂正及び追加が必要な部分をあわせて、改正をお願いするものでございます。改正の内容につきましては、次ページ以降に記載してございます。今回の一括法関係につきましては、第8章の地域の生活環境のところに、46条として新たに資格基準を規定しております。この資格基準につきましては、省令の基準と同様の内容となっております。また、当市の処理施設では、平成10年度の施設改修より、新たに家庭用のペットなど、小動物の死体を火葬する設備を備え、有料で火葬しておりますが、条例上で明確な定義づけをしておらない部分がございましたので、その部分について、第2条、それから第3条に文言を追加しているものでございます。 以上、簡単でございますけれども、説明といたします。 附則で規定する施行期日等につきましては、平成25年4月1日から施行するものとしております。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 次に、議案第16号から議案第18号について、新山企業局長。 ◎企業局長(新山敦晃君) 議案第16号から18号について御説明いたします。 議案つづりの73ページをお願いいたします。 今回の条例改正については、それぞれ水道事業として設定している3条例について水道料金統一に係る料金改正についてお願いするものでございます。 議案第16号 仙北市簡易水道事業給水条例の一部を改正する条例制定について。 仙北市簡易水道事業給水条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでございます。 次ページをお願いいたします。 今回の改正内容については、さきの議会全員協議会で御説明した内容と同じものでございます。 第3条でございます。料金については、別表に掲げる基本料金と従量料金を合計した額とするということでございます。現行では、別表に掲げる額ということで、1つの1表ということでしたので、今回は、2表ということで、こういう形にしております。それから、1円未満の端数が生じたときは、これを切り捨てるということで、消費税で発生する端数処理を明示してございます。 別表でございます。基本料金ですが、用途別を廃止して口径別としてございます。それから、料金については、一般用と温泉事業区域及び入湯税特別徴収義務者用ということで、二段構えとなっております。それから、その表、従量料金でございます。使用水量について、細部に分類して、使用実態に合わせた形として、逓増、逓減制を採用してございます。 それから、1ページ置いて76ページでございます。 備考の3でございます。温泉事業区域と入湯税特別徴収義務者ということで定義しております。 それから、附則でございます。この条例は公布の日から施行するものでございます。 それから、2、経過措置でございますが、この3条の規定については、平成25年4月に検針する水量から適用となります。 3番でございますが、前項の規定にかかわらず、平成25年7月から平成30年6月までの5年間については、経過措置として、高くなる方は徐々に高くする、安くなる方は徐々に安くするという形をとっております。 続いて、議案第17号 仙北市小規模水道事業等給水条例の一部を改正する条例制定について。 仙北市小規模水道事業等給水条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでございます。 内容については、議案第16号と同じでございますので、説明を省かせていただきます。 続いて、83ページになりますが、議案第18号 仙北市水道事業給水条例の一部を改正する条例制定について。 仙北市水道事業給水条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでございます。 次ページをお開き願います。 この条例については、16号で説明した簡易水道事業、それから17号で説明した小規模水道事業の条例の中で、必要事項については当条例で定めるということになっております。今回、改正となりました用途別を廃止して口径別としたこと、それからまた超過料金を従量料金にしたことで、第23条、それから第30条、第31条において、それぞれ廃止または超過を従量に改めております。28条の料金については、16号、17号の第3条と同じ条文となってございます。 以下、基本料金の表については、16号、17号で説明した中身と同じでございますので、説明を省かせていただきます。 以上で説明を終わります。 よろしく御審議のほど、お願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第19号から議案第21号について、佐藤秋夫建設部長。 ◎建設部長(佐藤秋夫君) 議案第19号について御説明申し上げます。 88ページをお開きください。 議案第19号 仙北市浄化槽整備事業に関する条例の一部を改正する条例制定について。 仙北市浄化槽整備事業に関する条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでございます。 この条例改正につきましては、仙北市浄化槽整備事業に関する条例第10条に定める使用料の算定方法の中の別表中の角館田沢湖地区と西木地区の使用料金が別々であったものを統一し、仙北市一本の料金とするための条例改正でございます。 施行につきましては、平成25年10月1日からとするものでございます。 よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 次に、議案第20号について御説明申し上げます。 90ページでございます。 議案第20号 仙北市集落排水施設条例の一部を改正する条例制定について。 仙北市集落排水施設条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでございます。 この条例改正につきましては、仙北市集落排水施設条例第11条に定める使用料の算定方法の中の別表第2中の西木地区の使用料金が、世帯の人数で算出されていたものを他の地区の集落排水や公共下水道事業と同じ汚水量による使用料金計算とするための改正でございます。 基本使用料につきましても、今までゼロから10立法となっていたものをゼロから5立法に、超過使用料につきましては、11から20立法であったものを6から10立法と細分化することにより、少人数世帯や高齢者世帯にも配慮した料金体系に改正するものでございます。 施行につきましては、平成25年10月1日からとするものでございます。 次に、議案第21号について御説明申し上げます。 92ページでございます。 議案第21号 仙北市集落排水事業受益者分担金条例の一部を改正する条例制定について。 仙北市集落排水事業受益者分担金条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでございます。 この条例改正につきましては、仙北市内の集落排水事業実施地区で西木地区だけが、受益者分担金の負担がありませんでした。このたびの条例改正では、西木地区の集落排水事業が完了した地域で、新たな土地に住宅等を建築し、公共ますを設置しなければならない場合に、受益者分担金をいただき、仙北市内の集落排水事業実施地区と全て同じ取り扱いになるように改正するものでございます。分担金の額につきましては、1戸当たり10万円とし、市内の他地区の集落排水事業と同額とするものでございます。 施行については、平成25年4月1日からとするものでございます。 以上、簡単ですが、議案第19号から21号までの説明を終わります。よろしく御審議を賜りますようお願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第22号について、佐々木農林部長。 ◎農林部長(佐々木公雄君) 議案第22号について御説明いたします。 議案つづりの94ページでございます。 仙北市県営土地改良事業等分担金徴収条例の一部を改正する条例制定についてでございます。 仙北市県営土地改良事業等分担金徴収条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでございます。 95ページをお開きください。 改正内容といたしましては、2条中にあります「別表に定めるもの」を削り、第4条中の第1項にある「別表左欄に掲げる市が分担金を負担する県営土地改良事業等の区分に応じ、当年度の事業施行に要する費用に、同表の右欄に掲げる分担率を乗じて得た額の範囲内とする」ものを「当該県営土地改良事業等に要する経費のうち、当該県営土地改良事業等に係る国及び県から交付される補助金の額を除いたものを超えない範囲内において、市長が定める」ものに改めるものでございます。 これにつきましては、秋田県が施行する県営土地改良事業等については、かかる経費の一部を受益者から、別表による分担率を定めて、分担金を徴収しておりました。しかし、近年、事業名、事業項目が多岐にわたるようになってきたことから、それを鑑み、今後の県営土地改良事業等に対応するために条例改正を行うものであります。 どうかひとつよろしくお願いいたします。以上で終わります。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第23号から第24号について、佐藤秋夫建設部長。 ◎建設部長(佐藤秋夫君) 議案第23号について御説明申し上げます。 96ページをお開き願います。 議案第23号 仙北市営住宅条例の一部を改正する条例制定について。 仙北市営住宅条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでございます。 この議案につきましても、先ほど来説明しております地域主権改革一括法の施行に伴う条例制定であり、公営住宅法の一部改正に伴い、これまで国が一律に定めていた公営住宅の入居資格、それから入居収入基準を市が定めることになったことにより、条例を改正するものでございます。 施行につきましては、平成25年4月1日からとするものでございます。 次に、議案第24号について御説明申し上げます。 98ページでございます。 議案第24号 仙北市下水道条例の一部を改正する条例制定について。 仙北市下水道条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでございます。 この条例につきましても、地域主権改革一括法の施行に伴う条例制定でございます。下水道法の一部改正による条例改正と、下水道使用料金の改正を行うための条例改正でございます。 主な改正点につきましては、排水施設及び処理施設に共通する構造の技術上の基準、処理施設の構造の基準、終末処理場の維持管理に関する基準、都市下水路の維持管理に関する基準など、新たに追加するものでございます。 施行につきましては、平成25年4月1日からとするものでございます。 次に、料金改正につきましては、合併後、今まで別々に定められておりました角館地区と田沢湖地区の使用料金を統一し、仙北市一本の料金とするものでございます。基本使用料については、今までゼロから10立法となっていたものをゼロから5、それから超過使用料につきましても、11から20となっていたものを6から10と細分化し、少人数世帯や高齢者世帯にも配慮した料金体系に改正するものでございます。 施行につきましては、平成25年10月における排除汚水量に係る使用料から適用するものでございます。 なお、議案第20号で御説明いたしました集落排水事業の使用料金とも同じ額となっておりますので、よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第25号について、草なぎ教育部長。 ◎教育部長(草なぎ悟君) 議案第25号 仙北市社会教育委員に関する条例の一部を改正する条例制定について。 仙北市社会教育委員に関する条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでございます。 議案つづりの103ページをごらんいただきたいと思います。 これは、社会教育委員に関する条例の第2条中「関係者」というところに「家庭教育の向上に資する活動を行う者」というものを加えるものでございます。 これは、社会教育法に基づきまして、委員の委嘱基準を改正するもので、委員の定数は変わりませんけれども、家庭教育の向上の活動者を加えることによって、制度の拡充を図るものでございます。 以上、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第26号から議案第28号について、佐藤秋夫建設部長。 ◎建設部長(佐藤秋夫君) 議案第26号について御説明申し上げます。 104ページでございます。 議案第26号 平成25年度仙北市下水道事業特別会計への繰入れについて。 平成25年度仙北市下水道事業特別会計は、公共下水道事業を事業費10億1,990万円で事業遂行するために、平成25年度仙北市一般会計から4億5,100万7,000円以内の繰り入れをお願いするものでございます。 次に、議案第27号でございます。 105ページです。 議案第27号 平成25年度仙北市集落排水事業特別会計への繰入れについて。 平成25年度仙北市集落排水事業特別会計は、集落排水事業を事業費3億4,370万円で事業遂行するため、平成25年度仙北市一般会計から2億3,384万2,000円以内の繰り入れをお願いするものでございます。 次に、議案第28号でございます。 平成25年度仙北市浄化槽事業特別会計への繰入れについて。 平成25年度仙北市浄化槽事業特別会計は、浄化槽事業を事業費1億1,900万円で事業遂行するために、平成25年度仙北市一般会計から4,325万5,000円の繰り入れをお願いするものでございます。 以上、簡単ではございますが、議案第26号、27号、28号の説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第29号について、新山企業局長。 ◎企業局長(新山敦晃君) 議案第29号について御説明いたします。 107ページでございます。 議案第29号 平成25年度仙北市簡易水道事業特別会計への繰入れについて。 平成25年度仙北市簡易水道事業特別会計は、簡易水道事業のため、平成25年度仙北市一般会計から1億167万4,000円以内を繰り入れるものでございます。 内容については、今後、御説明いたします議案第42号で説明する平成25年度仙北市簡易水道事業特別会計予算における収支の不足分の補填をお願いするものでございますので、よろしく御審議のほど、お願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第30号について、藤村医療局長。 ◎医療局長(藤村好正君) 議案第30号 平成25年度仙北市病院事業会計資本剰余金の処分についての提案理由を説明いたします。 議案つづりの108ページをごらんいただきたいと思います。 平成25年度仙北市病院事業会計のうち他会計負担金をもって取得した資産の撤去により発生する損失について、他会計負担金を源泉とする資本剰余金1,331万2,741円の処分の議決を提案するものでございます。 本議案は、改正地方公営企業法が平成24年4月に施行されまして、資本剰余金の処分は条例の定め又は議会の議決を経て行わなければならないという規定になりました。本市では、この条項に関する条例を制定しておりませんので、地方公営企業法第32条第3項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 内容につきましては、他会計負担金により取得した財産で、平成25年度に、老朽化等により処分予定している機械9台の他会計負担金に相当する額の資本剰余金を処分するものでございます。 なお、平成23年度決算における病院事業の資本剰余金の額は13億913万4,812円となっております。 以上で、提案理由の説明を終わります。 ○議長(佐藤峯夫君) 14時40分まで休憩いたします。                              (午後2時25分)--------------------------------------- ○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後2時39分)--------------------------------------- ○議長(佐藤峯夫君) 議案第31号及び議案第32号について、倉橋総務部長。 ◎総務部長(倉橋典夫君) 議案第31号 平成25年度仙北市一般会計予算について御説明いたします。 当初予算書の3ページをお開き願います。 平成25年度仙北市の一般会計の予算は、次に定めるところによるということで、歳入歳出予算の総額は188億2,000万円でございます。 債務負担行為につきましては、「第2表債務負担行為」によります。 地方債につきましては、「第3表地方債」によるものでございます。 一時借入金につきましては、一時借入金の最高額を50億円と定めるものでございます。 それから、歳出予算の流用につきましては、同一款内でのこれらの経費の各項の間の流用を行うということで定めるものでございます。 最初に、10ページをお開き願います。 債務負担行為でございますけれども、新たに4つの債務負担行為を設定いたします。 LED街灯ESCO事業、それから農林業振興資金の利子補給、農業経営基盤強化資金の利子補給、中小企業振興資金の利子補給の4つでございます。期間及び限度額は記載のとおりでございます。 それから、11ページの第3表の地方債でございます。 25年度の地方債につきましては、14件の事業を予定しております。 限度額、起債の方法、利率、償還の方法につきましては、ここに記載のとおりでございます。 当初予算案の概要の資料に基づいて、そちらで説明させていただきたいと思います。 1ページ目から5ページ目までは、施政方針にございましたので、説明を省略したいと思います。6ページ目から個別の事業が記載されておりますけれども、新規の事業、主な事業のみ説明させていただきます。 6ページ目の「所得を増やします」の項目では、2つ目の勤労雇用対策費でございます。国及び県の緊急雇用制度によりましてこれまでやってきましたけれども、25年度におきましては、市の単独事業も盛り込みまして、合計で19事業、雇用予定者は32人を予定しております。 7ページの下から3つ目の種苗交換会の駐車場造成事業費につきましては、田沢高原の高野牧場跡地に駐車場を造成する経費でございます。それから、種苗交換会の協賛会負担金4,250万円は、協賛会に対する仙北市の負担金でございます。 それから、8ページでございます。 下から4つ目、大規模肥育牛団地整備事業として2億6,132万8,000円を予定しております。このうち、県の補助金が、事業の2分の1ということで、1億7,373万9,000円を見込んでおります。 9ページのほうでございます。 一番上の農業基盤整備促進事業費補助金2,650万円につきましては、区画拡大12.1ヘクタール、暗渠排水9.6ヘクタールを予定しております。木質バイオマス施設管理運営費としては5,214万7,000円を計上しております。 一番下のふれあいの森整備支援事業2,100万円につきましては、3年間で年次計画実施してきた最終年度となりますので、25年度全ての整備が終える予定でございます。 10ページの2つ目でございます。 仙北市推奨乾燥材利用促進事業費補助金につきましては、引き続き推奨乾燥材の利用の補助制度を継続いたします。 下から2番目の商店街等賑わい支援事業費補助金30万円は、新規の補助金です。商店街の活性化イベントや販売促進関連事業に対して助成制度を設けます。 その下の市内産品等売込み支援事業費補助金30万円も、新規の補助金で、首都圏等での物産販売イベントに参加する際、旅費等を支援するものでございます。 11ページの3つ目の観光宣伝費及び一番下の秋田デスティネーションキャンペーン市町村負担金は、デスティネーションキャンペーンの本番を迎えますので、スーパーこまちの運行の際のイベント等の経費あるいはこちらに訪れる観光客のおもてなしに関する経費でございます。 12ページをお開きください。 一番上の八幡平ジオパーク推進協議会負担金15万円は、八幡平の日本ジオパークの認定に向けて新たに協議会を設置する負担金でございます。 中ほどの茶文化交流協議会負担金20万円は、先般、締結いたしました茶文化交流協議会について、新たに負担金を計上して、事業を進めるものでございます。 1つ飛んで、住宅リフォーム促進事業費補助金につきましても、引き続き県と連動して、市の助成制度を継続するものでございます。 一番下の弘道書院復元事業74万5,000円は、弘道書院の跡地の調査をするものでございます。 13ページの三館合同企画展につきましては、平福百穂の没後80年ということで、三館で関連する企画展を行うものでございます。 2番目の「医療を再生し福祉を充実します」の項目ですけれども、4つの目の人工透析通院費支給事業、24年度の途中から始めておりますけれども、人工透析されている方の交通費の一部を助成するものでございます。障がい者タクシー利用券給付事業382万6,000円ですけれども、新たに障害者の方の外出支援のため、タクシー利用券を給付するものでございます。 1つ飛んで、障がい者福祉施設整備事業補助金につきましては、秋田ふくしハートネットが西木町の小渕野に障害者福祉施設を整備する計画でございますので、その支援でございます。 一番下の中学生入院医療費助成事業は、24年度の途中から始めておりますけれども、中学生の入院医療費につきましても助成するものでございます。 14ページでございます。 在宅子育てサポート事業費につきましては、在宅で小学校就学前の児童を子育てされている保護者に対し、在宅子育てサポート券を交付して、子育てを支援するということで、子供1人当たり1万円のサポート券を交付する予定でございます。 14ページの下のほうの仙北組合病院改築事業費負担金1億822万3,000円につきましては、組合病院の整備に関して、大仙市、美郷町と仙北市におきまして、それぞれの負担割合に応じて負担金を拠出するものでございます。 なお、財源としては、合併特例債を充当することにしております。 訪問看護ステーション整備事業費補助金、それから訪問看護ステーションの円滑化事業費補助金につきましては、市内の民間業者さんが訪問看護ステーションを立ち上げる経費につきまして、県の補助金を活用して支援するものでございます。 1ページ飛びまして、16ページでございます。 「市民分権を進めます」の地域運営体の活動推進費交付金につきましては、引き続き1運営当たり500万円を交付するものでございます。 「次世代育成に力を注ぎます」のクニマス里帰りプロジェクト事業につきましては、予算の事業内容は、ここに記載のとおりでございますけれども、県と協働で進めている未来づくり協働プログラム事業につきまして、今、基本設計等、行っておりますので、25年度中に県のほうに申請の上、それが認められれば、途中の補正予算で対応するという計画になっております。 17ページでございます。 4つ目の保育園入所待機児童等支援事業費補助金、これも24年度の途中から制度化したものでございますけれども、認可保育園の待機児童が認可外保育所へ入所した場合、支援するものでございます。 下のほうのJFA夢先生招聘事業費は、日本サッカー協会が、日本のトップアスリートを各学校に派遣して、授業を行うものでございます。小学校高学年を対象に行う予定でございます。 18ページをお開きください。 2つ目のキャリア教育・ふるさと学習支援事業費155万2,000円は小学校の分です。その下の131万7,000円が中学校の分で、伝統、文化など地域の学校の特色に応じた事業を推進するものでございます。 下から3つ目の神代地区総合型地域スポーツクラブ創設事業費ということで、神代地区における総合型地域スポーツクラブの設立に関する予算でございます。 それから、19ページの総合型地域スポーツクラブ事業実施補助金は、桧木内地区の桧木内てくてく倶楽部のスポーツ教室の開催等への補助金でございます。 それから、西木温泉ふれあいプラザクリオン温水プール改修事業費につきましては、クリオンのプールの改修の前段として調査を行うものでございます。その後に事業着工という計画でございます。 「生活を守る仕組みを強化します」の市有財産アスベスト対策推進事業費につきましては、旧角館老人福祉センターのアスベストの調査診断、それから基本設計を行いまして、次年度に解体工事を行う予定にしております。 下から4つ目のLED街灯ESCO事業費でございます。市内の防犯灯及び街灯につきまして、市で管理しているもの、集落等で管理しているものも含めまして、LED化を進めるものでございます。実際の工事は、26年度に大部分行う予定になっております。 生活路線代替バス購入費は、スマイルバス1台の更新を行うものでございます。 一番下の公共施設再生可能エネルギー等導入事業につきましては、花葉館へ太陽光発電システムを整備するものでございます。 20ページでございます。 上から2つ目の農地排水対策事業440万円、それから3つ飛んで林地排水対策事業735万4,000円、それぞれ豪雨災害対策のために、市の単独事業として、排水対策を行うものでございます。 玉川温泉の雪崩解析事業費補助金につきましては、玉川温泉の利用適正化協議会で、今、玉川温泉の岩盤浴再開のためにいろいろな調査をしております。その事業に対する助成でございます。 21ページでございます。 一番上の排水対策事業費につきましては、道路・河川関係の排水対策事業でございます。これも市単独の事業です。 1つ飛んで、角館駅の東西自由通路整備事業2,000万円でございますけれども、JR角館駅の東西を結ぶ自由通路整備のため、25年度におきましては調査並びに基本設計を行うものでございます。その上で、実際の事業化に入る予定でございます。 市営住宅建設調査費につきましては、市営住宅建設の検討を行うための基礎調査の経費でございます。 2つ飛んで、危険空き家対策費につきましては、危険空き家の解体撤去等の支援を行う経費でございますけれども、6月定例会の議案上程を目指して、現在、準備を進めております。 1つ飛んで、図書館安心・安全快適環境づくり事業につきましては、田沢湖図書館の外壁等の改修を行う経費でございます。 1つ飛んで、市民会館の施設整備事業につきましては、市民会館の照明の更新、外壁等の改修を行うものでございます。 それから、市民会館の耐震改修事業につきましては、耐震診断の結果を踏まえた耐震改修の経費でございます。 一番下の公共下水道事業につきましては、4億6,683万9,000円になっておりますけれども、ここに記載された事業内容でございます。 22ページでございます。 2つ目の西明寺地区簡易水道拡張事業の東前郷地区につきましては、25年度で計画した事業を終えることになっております。 神代地区につきましては、1億9,795万円で、28年度までの計画で事業を推進いたします。 それから、その他ということで、25年度は、参議院議員選挙、それから市長選挙及び市議会議員の補欠選挙、それから26年の4月に予定されている市議会議員の選挙の準備経費も予算計上しております。 災害廃棄物の受け入れ事業につきましては、4月から12月まで引き続き岩手県野田村の災害廃棄物の受け入れのための経費でございます。 なお、災害廃棄物の受け入れに当たっては、受託事業収入として1億1,372万1,000円を予算に計上しております。 最後の国民文化祭推進事業につきましては、25年度は、プレ大会として、アートdeまちあるき、大正琴の祭典の2つの事業を行うことになっております。 一般会計については以上でございます。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 続きまして、議案第32号 平成25年度仙北市集中管理特別会計予算でございます。 集中管理会計につきましては、歳入歳出それぞれ44億円とするものでございます。 予算書の96ページをお開き願いたいと思います。 集中管理会計につきましては、歳入歳出、同じ内容でございます。 物品費の物品収入は、1,418万2,000円、電子複写機等の物品費でございます。 それから、集合支払収入として、人件費のほうが39億4,402万3,000円、それから光熱水費等の物件費等集合支払収入が4億4,179万5,000円となっております。 歳出についても、同じ項目で同額を計上しております。 以上、簡単ですが、説明を終わります。よろしく御審議いただきますようお願いします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第33号から議案第35号について、佐藤秋夫建設部長。 ◎建設部長(佐藤秋夫君) 議案第33号について御説明申し上げます。 予算書つづり105ページをお開き願います。 議案第33号 平成25年度仙北市下水道事業特別会計予算について御説明申し上げます。 平成25年度仙北市下水道事業特別会計の予算は次に定めるところによるものでございます。 歳入歳出予算でございます。歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ11億9,900万円と定めるものでございます。 第2条債務負担行為、第3条地方債、第4条一時借入金ですが、最高限度額を5億円と定めるものでございます。 次に、108ページをお開き願いたいと思います。 108ページ、第2表債務負担行為ですが、記載のとおりでございます。 次の109ページ、地方債についても記載のとおりでございます。 次に、事項別明細書で御説明申し上げます。 112ページをお開き願いたいと思います。 歳入の主なものについて御説明いたします。 1款2項1目下水道事業受益者負担金は1,385万8,000円、2款1項1目下水道使用料は1億560万1,000円を見込んでおります。 3款1項1目公共下水道事業費国庫補助金2億4,140万円でございます。これは、管渠の補助対象事業費の2分の1と、それから処理場の事業費の55%を計上したものでございます。 5款一般会計からの繰入金につきましては、議案第26号でお願いいたしました4億5,100万7,000円を計上しております。 8款1項市債につきましては、1目の公共下水道事業債、2目の特定環境保全公共下水道事業債、3目過疎対策債で3億8,630万円を見込むものでございます。 次に、歳出の主なものについて御説明いたします。 114ページをお開き願います。 1款1項総務費のうち、1目の一般管理費については、職員給与費、管渠維持管理費、流域下水道費負担金、それから流域下水道大曲処理区汚泥炭化処理費負担金等でございます。管渠維持管理費は、マンホールポンプの電気代、それからマンホールポンプの修繕料、それから下水道台帳の補正業務委託料などが主なものでございます。 次に、流域下水道維持負担金につきましては、流域下水道大曲処理場に流入する汚水の処理の負担金でございます。 2目浄化センター管理費は、田沢湖浄化センターの運転管理に関する費用でございます。 次に、2款1項1目公共下水道事業費4億7,251万6,000円の主なものでございますが、13節委託料4億2,100万円は、田沢湖浄化センター再構築事業のための下水道事業団への委託料が主なものでございます。工事費は管渠の工事費でございます。 3款1項公債費ですが、説明欄記載のとおりでございます。 次に、議案第34号について御説明いたします。 125ページをお開き願います。 議案第34号 平成25年度仙北市集落排水事業特別会計予算について。 歳入歳出予算でございますが、歳入歳出予算の総額はそれぞれ3億4,370万円と定めるものでございます。 第2条債務負担行為、第3条地方債、第4条一時借入金です。借入金の最高限度額を5,000万と定めるものでございます。 次に、128ページをお開き願いたいと思います。 債務負担行為、それから第3表の地方債ですが、これは記載のとおりでございます。 次に、事項別明細書で御説明申し上げます。 132ページをお開き願います。 歳入の主なものについて御説明いたします。 1款1項1目集落排水事業受益者分担金は288万1,000円、2款1項1目の集落排水使用料は4,184万3,000円を見込んでおります。 3款1項1目集落排水事業費県補助金は、平成25年度から新たに始まります集落排水施設診断事業に対する補助金の事業費で、事業費の2分の1となってございます。 5款1項1目一般会計繰入金につきましては、先ほど議案第27号でお願いいたしました2億3,384万2,000円を計上してございます。 次に、5款2項1目農業集落排水事業債償還資金繰入金については、平成23年度から、年度計画に基づき、繰り入れをしているものでございます。 8款1項1目集落排水事業債は、5,110万円で、説明書記載のとおりでございます。 次に、歳出について御説明申し上げます。 134ページでございます。 1款1項1目一般管理費は、職員給与費と消費税納付見込み額の公課費が主なものでございます。 1款1項2目の農業集落排水施設管理費は、排水処理施設7処理場の管理費や委託料が主なものでございます。 3目の林業集落排水施設管理費につきましては、2施設の管理費用でございます。 2款1項農業集落排水事業費は、西明寺クリーンセンターの施設機能診断調査を行うための委託料でございます。 3款1項公課費ですが、記載のとおりでございます。 次に、議案第35号について御説明申し上げます。 145ページでございます。 議案第35号 平成25年度仙北市浄化槽事業特別会計予算について御説明申し上げます。 歳入歳出予算でございますが、歳入歳出予算の総額はそれぞれ1億1,900万円と定めるものでございます。 第2条債務負担行為、第3条地方債、第4条一時借入金でございますが、限度額を6,000万円と定めるものでございます。 148ページをお開き願います。 債務負担行為、それから地方債ですが、記載のとおりでございます。 次に、事項別明細書で御説明申し上げます。 152ページでございます。 歳入の主なものについては、1款1項1目の受益者分担金435万1,000円、2款1項1目使用料は2,780万7,000円を見込んでおります。 次に、3款1項1目浄化槽整備事業費国庫補助金につきましては、事業費の3分の1を計上してございます。 4款1項1目一般会計繰入金につきましては、議案第28号でお願いした額4,325万5,000円を計上しております。 7款1項市債につきましては、浄化槽整備事業債、過疎対策債、あわせて2,800万円を予定しております。 次に、歳出の主なものについて御説明申し上げます。 154ページです。 1款1項1目は、主に職員給与でございます。 1款1項2目維持管理費は、今まで設置しました浄化槽と25年度設置予定分を含めまして、728基分の法定検査手数料と浄化槽維持管理委託料が主なものでございます。 2款1項1目事業費の主なものは、工事請負費で、5人槽10基、7人槽33基の工事を計画しているものでございます。 以上、簡単でございますが、議案第33号から35号までの説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第36号及び議案第37号について、高橋俊一市民生活部長。 ◎市民生活部長(高橋俊一君) 議案第36号について御説明申し上げます。 予算書の165ページをお開きいただきたいと思います。 平成25年度仙北市国民健康保健特別会計の予算は、次に定めるところによるものでございます。 第1条の歳入歳出予算では、歳入歳出予算の総額として、歳入歳出それぞれ事業勘定では40億3,340万円、田沢診療施設勘定では3,170万円、神代診療施設勘定では1億910万円と定めております。 第2条の一時借入金では、一時借入金の最高額を事業勘定では1億3,000万円、田沢診療施設勘定では1,000万円、神代施設勘定では2,000万円と定めております。 第3条の歳出予算の流用につきましては、保険給付費の予算額に過不足を生じた場合、同一款内で流用することができると定めているものでございます。 以下、歳入歳出の主なものについて御説明申し上げます。 174ページをお開きいただきたいと思います。 経常的なものについては、ほとんど例年並みでございますけれども、この9款1項1目5節一般会計基準外繰入金1億円は、国保運営化安定計画に基づきまして3年目の基準外繰入金でございます。 次に、歳出でございます。 176ページをお開きいただきたいと思います。 中段の1款2項1目の賦課徴収費でございます。前年度予算額に対して669万3,000円の減となっております。主な理由としましては、収納率向上対策費が一般会計に予算集約されたことに伴うものであります。 次に、180ページをお開きいただきたいと思います。 180ページの中ほど、8款2項2目の疾病予防費において、40歳以上の国保被保険者を対象に、人間ドック助成を行っておりますが、25年度よりは、疾病の早期発見を図るため、対象年齢を35歳に引き上げて実施する計画であります。 次に、181ページ、9款の基金積立金でございます。 前年度より伸び率150ポイント増の1億3万5,000円を計上しておりますが、これは、運営安定化計画の趣旨に沿いながら、被保険者初め市民の皆様の負担をできるだけ少なく、後年度負担を平準化していくためにお願いするものでございます。 続きまして、田沢診療施設勘定でございますが、187ページ、それから188ページの部分をごらんいただきたいと思いますが、総括といたしまして、歳入歳出それぞれ3,170万円ですが、前年度当初比較で2.5ポイントの減となってございます。 平成25年度の当初予算は、歳入歳出とも経常的なものでありますが、患者数の減少などの傾向から繰り越し財源が縮小してきておりまして、当年度より、一般会計より基準外繰り入れを導入する内容となっているものでございます。 続いて、神代診療施設勘定につきまして、201ページ、202ページの総括の表をごらんいただきたいと思います。 こちらのほうも、歳入歳出それぞれ総額で1億910万円ですが、前年度当初比較で2.0ポイントの増というふうな内容になってございます。 歳入につきましては、患者数の減少傾向も続いていることなどから、繰り越し財源が縮小してきておりまして、今年度も一般会計より基準外繰り入れを導入する内容となっております。歳入につきましては、ほぼ経常的な内容でございますが、臨時的な内容としましては、患者用トイレのウォシュレット化などへの改修や、医療器具であります内視鏡洗浄消毒器の購入を計画しております。 簡単ですが、以上でございます。よろしく御審議をお願いいたします。 続きまして、議案第37号について御説明申し上げます。 平成25年度一般会計予算書の215ページをお開きいただきたいと思います。 平成25年度仙北市後期高齢者医療特別会計予算は次に定めるところによるものでございます。 歳入歳出予算では、歳入歳出予算の総額として歳入歳出それぞれ2億9,250万円と定めてございます。前年度当初とほぼ同様の内容となっておりますが、予算規模の前年度比較では、予算書の218、219ページに総括表がございますけれども、前年度と比較して伸び率が3.9ポイントの減となってございます。内容につきましては、ほぼ経常のものでございます。 なお、後期高齢者医療のこの事業の部分でございませんけれども、広域連合の実施事業といたしまして、被保険者の負担軽減を図る医療費の通知事業といたしまして、柔道整復療養費通知を年4回、それからジェネリック医薬品差額通知を年4回、実施する計画を広域連合の実施事業として計画しているものでございます。 簡単でございますが、以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第38号について、高田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(高田紀市君) 予算書の223ページのほうをお開き願います。 議案第38号 平成25年度仙北市介護保険特別会計予算について御説明申し上げます。 平成25年度仙北市介護保険特別会計予算は、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4億5,570万円と定めるものでございます。これは、前年度と比較しまして、460万円、1%の減となっております。介護サービス収入関係で単価等の減、それから歳出では、職員給与費、それから備品購入費等が主な減となってございます。 事項別明細書のほうで御説明いたしますので、228ページのほうをお開き願います。 まず、歳入でございます。1款のサービス収入は、1項介護給付費収入、2項の予防給付費収入、それから3項の自己負担金収入の合計が3億9,447万1,000円となっておりまして、前年度より332万4,000円の減となっております。さきに御説明いたしましたとおり、介護サービス収入関係で単価等の減が主な理由でございます。 次に、飛びまして5款繰入金の一般会計繰入金1,985万4,000円ですが、これは旧特別養護老人ホーム桜苑分の市債に係る元利償還金分の繰入金でございます。 次に、7款諸収入ですが、内容は記載のとおりでありますけれども、前年度より127万6,000円の減となった主なものは、施設入所、短期入所、それから通常利用者の食費関係の収入が減となってございます。 次に、歳出でございます。 231ページのほうをお開き願います。 1款総務費、1項施設管理費は3億1,830万8,000円で前年度よりも182万9,000円の減であります。 内容としましては、職員給与費の減でございます。それから、一般管理費では761万1,000円の増となっておりますが、これは臨時職員2人分を予定してございます。 次に、231ページから232ページにかかりますけれども、2款サービス事業費であります。 1項の居宅サービス事業費、2項の施設サービス事業費の合計で7,288万2,000円をお願いするものですが、前年度よりも258万1,000円の減となっております。これは、備品購入費の減が主な理由でございます。 次に、3款公債費でありますが、市債の元利償還金として前年度と同額の4,661万2,000円をお願いするものであります。 次に、4款諸支出金の一般会計繰出金1,739万8,000円は、バイオマス関係の繰出金でございまして、熱量分、それから電気料分の繰り出しでございます。前年度よりも19万円の減でございます。 それから、5款予備費としまして50万円をお願いするものでございます。 以上、簡単ですが、説明を終わります。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第39号から議案第41号まで、倉橋総務部長。 ◎総務部長(倉橋典夫君) 議案第39号 平成25年度仙北市生保内財産区特別会計予算について御説明いたします。 生保内財産区会計につきましては、歳入歳出それぞれ6,290万円と定めるものでございます。予算書の246ページをお開き願います。 歳入でございます。財産貸付収入につきましては、貸付件数の減によりまして、若干の72万5,000円の減になっております。それから、財産売払収入でございますけれども、このうち生産物売払収入につきましては、搬出間伐材の売払収入を前年度より低く見ておりますので、783万3,000円の減となっております。 それから、3款の受託事業収入につきましても。森林総合研究所の事業が減となる見込みですので、446万5,000円の減となっております。 最後の雑入につきましても、森林環境保全整備事業費が減少となっておりますので、251万3,000円の減となっております。 歳出でございます。 2款1項の一般管理費が361万4,000円の減になっておりますけれども、これは、24年度は緊急雇用分の雇用が1名あったことから、25年度、その分、減少となっております。 あと、3款の造林費の1目の造林費につきまして、直営造林保育費、それから2目の森林総合研究所の受託造林費は、それぞれ事業が減少となっておりますので、減となっております。 それから、4款の諸支出金の一般会計繰出金につきましては、25年度当初では、農林業振興資金関係の繰出金のみで、事業に関する繰り出しの予定は、当初予算の段階ではございません。 生保内財産区特別会計については以上でございます。 続きまして、議案第40号 平成25年度仙北市田沢財産区特別会計予算でございます。 田沢財産区会計は、歳入歳出それぞれ2,500万円と定めるものでございます。 予算書の262ページをお開き願います。 歳入でございます。 田沢財産区も、貸付収入が、貸付件数の減等によりまして、24万6,000円の減となっております。 それから、財産売払収入の生産物売払収入につきましても、田沢財産区も、搬出間伐材の売払収入を減少で見込んでおりますので、192万7,000円の減となっております。 あと、最後、雑入につきましても、森林環境保全整備事業が減額になりますので、304万5,000円の減となっております。 264ページの歳出でございます。 主なものとしては、3款の造林費、直営造林保育費、それが734万8,000円の減となっております。 繰出金については、前年度と同様、農林業振興資金関係の繰出金でございます。 田沢財産区については、以上のとおりでございます。 続きまして、議案第41号 平成25年度仙北市雲沢財産区特別会計予算でございます。 雲沢財産区会計は、歳入歳出それぞれ410万円と定めるものでございます。 272ページをお開き願います。 財産貸付収入につきましては、前年度と同額でございます。最終処分場の用地、それから紅山桜の植栽用地の貸付収入でございます。 それから、2項の財産売払収入の生産物売払収入150万円につきましては、こちらは、雲沢財産区のほうでは、25年度から搬出間伐材の売払いが見込まれております。 造林基金間の繰入金につきましては、179万8,000円、前年度より減としております。 雑入につきましては、森林環境保全整備事業が始まることから109万9,000円の増となっております。 歳出のほう、273ページです。 3款の財産費の財産管理費の造林保育事業は79万9,000円増となっております。 それから、4款の一般会計繰出金につきましては、前年度同様、雲沢地区の4集落に対する地域振興費の分の繰出金でございます。 雲沢財産区については、以上のとおりでございます。 以上、説明を終わります。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第42号について、新山企業局長。 ◎企業局長(新山敦晃君) 議案第42号について御説明いたします。 予算書の277ページでございます。 議案第42号 平成25年度仙北市簡易水道事業特別会計予算でございます。 第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ3億7,710万円と定めるものでございます。 第2条は地方債でございます。「第2表地方債」によるものでございます。 第3条一時借入金ですが、借入金の最高額は1億円と定めるものでございます。 283ページの事項別明細書で御説明申し上げます。 歳入の主なものでございます。 水道使用料、本年度6,332万5,000円を計上しております。これについては、現年度分で、前年度比3.3%の伸びを予定してございます。 それから、2款国庫支出金でございます。6,127万6,000円、これについては水道未普及地域解消事業における補助金でございます。 それから、3款繰入金ですが、これについては議案第29号で御説明した1億167万4,000円をお願いするものでございます。 5款諸収入でございます。主立ったものとして、神代地区、東前郷地区の補助事業で実施する消火栓の新設工事の受託金でございます。5款諸収入でございます。278万1,000円の消費税及び地方消費税の還付金を予定してございます。 次ページでございます。 6款の市債でございます。総額1億3,940万円の起債をお願いするところでございます。 それから、次ページの歳出の主立ったところでございます。 1款1項1目の一般管理費については、職員給与費が主なものでございます。 2目簡易水道施設管理費については、西木地区5カ所の簡易水道施設の管理費並びに今回、水道施設維持管理工事費として460万円計上しております。これについては、2施設の薬品注入設備の更新を予定しております。 それから、2款事業費、1目の事業費でございますが、東前郷地区、それから神代地区については補助事業で計画してございますそれぞれ270万円、それから神代地区については1億9,795万円を予定しておりますが、今回のこの事業費と関係なく、国の緊急経済対策で、25年度の前倒しということで、24年度の補正を予定してございます。 それから、水道事業未認可区域解消事業ということで、神代地区、まだ未認可の地域の水道の水源調査を実施する予定でございます。 次ページでございます。 3款公債費として、元金利息1億999万5,000円を予定しております。これにつきましては、市債の償還でございます。 簡単ですが、説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほど、お願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 15時40分まで休憩いたします。                              (午後3時29分)--------------------------------------- ○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後3時40分)--------------------------------------- ○議長(佐藤峯夫君) 議案第43号について、藤村医療局長。 ◎医療局長(藤村好正君) 議案第43号 平成25年度仙北市病院事業会計予算の説明をいたします。 予算書つづりの295ページをごらんいただきたいと思います。 平成25年度仙北市病院事業会計の予算は次に定めるところによるものでございます。 第2条の業務の予定量でございますけれども、平成24年度との比較では、(1)の病床数は、355床で増減はありません。 (2)の年間入院患者数は10万5,120人で3,650人の減少、外来患者数は18万560人で6,375人の減少を見込んでおります。一日平均患者数は、入院患者が、288人、10人の減少、外来患者数は、740人、23人の減少を見込んでおります。 (4)の主要な建設改良事業のうち、建設改良工事費が、9,260万6,000円で、3,894万5,000円の増加です。主なものは、新角館総合病院の実施設計業務関連費用でございます。 下段の有形固定資産購入費ですけれども、3億7,844万4,000円、3億2,844万4,000円の増加でございます。田沢湖病院、角館総合病院の医療器械の購入費7,340万円と新角館総合病院の用地取得関連経費3億504万4,000円でございます。 次のページをごらんいただきたいと思います。 第3条収益的収入及び支出です。 収益的収入の合計は53億9,722万円で、前年度と比較しまして8,683万6,000円の減額を予定しております。内訳は、田沢湖病院が12億1,594万2,000円、角館総合病院が41億8,127万7,000円です。 収益的支出の合計額は53億9,722円で、前年度と比較して8,683万6,000円の減額を予定しております。内訳は、田沢湖病院が12億871万6,000円、角館総合病院が41億5,237万4,000円、医療局が3,613万円となっております。 次のページ、第4条資本的収入及び支出です。 資本的収入の合計は6億24万7,000円で、4億343万円の増を予定しております。内訳としまして、田沢湖病院が、7,477万9,000円、2,573万3,000円の増、角館総合病院が、5億2,546万8,000円、3億7,769万7,000円の増です。 資本的支出の合計は6億9,648万6,000円で、3億9,135万6,000円の増を予定しております。内訳は、田沢湖病院が、1億130万3,000円、2,773万6,000円の増、角館総合病院が、5億9,518万3,000円、3億6,362万円の増です。増加要因の主なものは、業務の予定量で説明しました医療器械の器具購入費と新角館総合病院関連費用でございます。 なお、支出の収入を上回る部分につきましては、過年度分損益勘定留保資金と当年度分損益勘定留保資金を充てるものでございます。 次のページ、第5条継続費でございます。 これは、角館総合病院建設事業として、45億4,335万4,000円、平成25年度から27年度までの3カ年の継続費を設定するものでございます。 次に、企業債でございます。 第6条、角館総合病院建設のために、企業債と過疎債をあわせて3億8,430万円、医療機器整備のために6,840万円を予定しております。起債の方法、利率、償還は記載のとおりでございます。 7条が一時借入金、8条が、議会の議決を経なければ流用することができない経費、9条が他会計からの補助金でございまして、補助金1億5,039万8,000円で、前年度、平成24年度と比較しまして、929万3,000円の減を予定しております。 次のページ、第10条は棚卸資産購入限度額でございます。 11条の重要な資産の取得としまして、新角館総合病院の建設用地の購入を予定しております。上限を3万5,575平方メートルとしているものでございます。 以下、予算の実施計画等がございます。御参考いただきたいと思います。 以上で、提案理由の説明を終わります。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第44号から議案第46号まで、新山企業局長。 ◎企業局長(新山敦晃君) 議案第44号について御説明いたします。 予算書の347ページでございます。 平成25年度仙北市温泉事業会計予算でございます。 第2条、業務の予定量でございますが、給湯戸数57戸、それから分湯温泉量、一日1,413キロリットル、この数字については前年と変わっておりません。 収益的収入及び支出でございます。 収入支出それぞれ3,368万5,000円とするものでございます。この金額についても全年度同様となっております。収入の主なものとしての営業収益については、57施設の温泉供給料でございます。 支出の主なものとしての営業費用でございますが、これについては、施設の経営維持費、それから減価償却費、人件費でございます。 予備費として497万4,000円を計上しております。 それから、次ページでございます。 資本的収入及び支出でございます。今年度、資本的支出として、1,645万9,000円を予定しております。これについては、山麓分湯槽の改修工事、それから2号源泉の修復に係るモニタリングの委託料を計上してございます。収入はありませんが、支出に対して不足する額については、過年度分損益勘定留保資金並びに当年度分消費税及び地方消費税資本金収支調整額で補填するものでございます。 第5条、一時借入金については3,000万円とするものでございます。 それから、6条、議会の議決を経なければ流用することのできない経費として、職員給与費、公債費を計上してございます。 7条、棚卸資産購入限度額については、91万8,000円を予定してございます。 以下のページで、予算実施計画、資金計画、財務諸表でございますので、御確認願います。 続いて、361ページでございます。 議案第45号 平成25年度仙北市水道事業会計予算でございます。 業務の予定量でございます。給水戸数、右側、計でございますが、5,794戸、これについては、現在の実績でございます。全年度予算から42戸増でございます。 それから、総給水量170万9,436立方、これについては、前年度比2.2%の増を見込んでおります。収益的収入及び支出の総額については、収入支出それぞれ3億6,519万7,000円とするものです。前年対比1%の伸びを計上しております。 収入の主なものとして、営業収益でございますが、この中の給水収益の増ということで、前年度比2%の増を見込んでおります。収入総計3億6,519万7,000円でございます。 次ページでございます。 支出でございます。 上水道事業費用、これについては、角館上水道、それから生保内上水道に係る施設管理費、減価償却費、人件費でございます。 簡易水道事業費用については、8施設の簡易水道に係る施設の経費が主なものでございます。 第4条、資本的収入及び支出でございます。 収入予定額合計5,158万円でございます。主なものとして、企業債、これについては建設改良費に係るものでございます。それから、上水道ですが、2項国庫補助金については、今年度から新規補助事業としての雲然田中・八割地区に係る補助金でございます。3項の出資金についても、雲然田中に係る一般会計からの繰り出し基準による出資金でございます。 2款の簡易水道資本的収入の他会計からの補助金については、起債元金償還分の一般会計からの補助金でございます。収入合計5,158万円であります。 それから、支出でございます。上水道資本的支出第1項の建設改良費については、主に、日三市角館線、それから小勝田下川原の継続事業の配水管の工事並びに新規補助として雲然田中・八割地区の実施設計費、それから未認可区域の中川地区の水源調査を計画しております。 支出総額1億3,988万円でございます。これの不足分額に対する分は、過年度分損益勘定留保資金並びに当年度分消費税及び地方消費税、資本的収支調整額並びに減債積立金で補填するものとしてございます。 5条の企業債でございます。限度額を3,460万円とするものでございます。 6条、一時借入金は3億円と定めるものでございます。 次ページでございます。 7条、議会の議決を経なければ流用することのできない経費として、職員給与費、それから公債費をお願いしてございます。 それから、8条、他会計からの補助金として、他会計からこの会計へ補助を受ける金額は1,635万円となっております。 9条は、棚卸資産購入限度額で、限度額が1,782万3,000円と定めるものでございます。 以下、次ページから、予算実施計画、資金計画の詳細がございますので御確認願います。 続いて、議案第46号でございますが、議案つづりの110ページでございます。 議案第46号 平成24年度仙北市簡易水道事業特別会計の繰入額の変更についてでございます。平成24年度仙北市簡易水道事業特別会計は、簡易水道事業のため、平成24年度仙北市一般会計からの繰入額を1億226万5,000円以内から1億322万2,000円以内に変更するものでございます。これについては、これから御説明申し上げます議案第59号の簡易水道特別会計の補正予算(第3号)においての収支の不足分の補填をお願いするものでございますので、よろしく御審議のほど、お願いいたします。 以上で、簡単ですが、説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほど、お願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第47号について、藤村医療局長。 ◎医療局長(藤村好正君) 議案つづりの111ページをごらんいただきたいと思います。 議案第47号 平成24年度仙北市病院事業会計資本剰余金の処分についての提案理由を説明します。 平成24年度仙北市病院事業会計のうち、他会計負担金をもって取得した資産の撤去により発生する損失について、他会計負担金を源泉とする資本剰余金81万8,889円の処分の議決を提案するものです。本議案は、議案第30号と同様、地方公営企業法第32条第3項の規定により、議会の議案を求めるものでございます。内容は、車両1台を老朽化により、処分することに伴い発生する他会計負担金に相当する額の資本剰余金の処分をするものでございます。 以上で、提案理由の説明を終わります。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第48号及び議案第49号について、倉橋総務部長。 ◎総務部長(倉橋典夫君) 議案第48号 平成24年度仙北市一般会計補正予算(第7号)について御説明申し上げます。 一般会計補正予算書をお開き願いたいと思います。 1ページでございます。 今回の補正につきましては、ほとんど事業の精算等でございまして、歳入歳出4億898万3,000円を減額して、歳入歳出の総額を187億5,828万6,000円とするものでございます。 繰越明許費の補正につきましては、第2表繰越明許費補正によります。債務負担行為の補正は第3表債務負担行為補正によるものでございます。地方債の補正は、第4表地方債補正によるものでございます。 歳入歳出の明細でございますけれども、13ページをお開き願いたいと思います。 歳入の市税ですけれども、市民税の個人分が8,087万円の増、法人分が1,386万8,000円の増ということで、それぞれ追加しております。 なお、固定資産税につきましては、3,166万5,000円の減で見込んでおります。 入湯税につきましては、1,000万円を追加しております。 8款の地方特例交付金並びに9款の地方交付税につきましては、地方特例交付金、普通交付税の額の決定による追加でございます。 以下、精算の部分の説明は省略いたします。 14ページの12款使用料及び手数料の総務使用料の移動通信用鉄塔使用料につきましては、今回、整備した大船、北沢地区の鉄塔の使用料、ドコモとKDDIからの使用料でございます。 15ページの13款国庫支出金、民生費国庫負担金ですけれども、障害者自立支援給付費負担金につきましては、事業費の2分の1が国から国庫の負担金として入るものでございます。それから、国庫補助金の土木費国庫補助金でございます。社会資本整備総合交付金、それぞれ24年度分につきましては減額になっております。これによりまして、歳出の事業費も減額になっておりますけれども、いずれも25年度事業のほうに交付金が振り向けられておりますので、事業としては予定どおり行われる予定になっております。 16ページでございます。 県支出金の民生費県負担金の障害者自立支援給付費負担金、これは、県の分の負担金、県のほうは事業費の4分の1でございます。それから、民生費負担金の5節の災害救助費負担金、災害弔慰金等負担金750万円につきましては、23年度におきまして、お二人の方に災害弔慰金500万円ずつ出されておりますけれども、そのうち、国が2分の1、県が4分の1、あわせて750万円、その分が、今回、歳入に入ってくるものでございます。 それから、17ページの下のほうでございます。 民生費県補助金のうち、電源立地地域対策交付金514万9,000円につきましては、交付決定による追加でございます。 その他の県補助金につきましては、事業費の確定あるいは精算見込みによる増減でございます。 19ページの15款財産収入の不動産売払収入、土地売払収入1,909万3,000円を計上しておりますけれども、このうち神代へのカントリーエレベーターの用地につきまして、JA秋田おばこと売却について協議しておりましたけれども、協議がまとまりまして、今回、予算に計上しております。9,720平米でございますけれども、金額が1,777万6,351円で、JAさんに売却することにいたしました。今年度中に登記手続等を終えたいと考えております。 それから、20ページでございます。 17款の繰入金の財政調整基金繰入金でございます。3億400万円を今回、財源にやや余裕が出たことから、財政調整基金に繰り戻すものでございます。補正後の財政調整基金の残高は24億208万3,000円となる見込みでございます。 21ページ、衛生費受託事業収入の災害廃棄物受託事業収入2,980万円の減となっておりますけれども、これは、災害廃棄物の受け入れが、当初、6月の補正予算では、7月から3月分を見ておりましたけれども、実際の受け入れは12月だけでしたので、減額となるものでございます。 19款の諸収入の雑入のうち、下から7つ目、建物等移転補償費の252万6,000円がございますけれども、これは、県道西山生保内線の工作物の損失補償分で、高原駐車場の舗装部分等の損失補償ということでございます。 それから、22ページの同じく雑入の下から4つ目の秋田県市町村職員互助会精算金372万7,000円は、市町村職員互助会が解散したことに伴う仙北市に入る精算金の分でございます。 次に、歳出でございます。 24ページをお開き願います。 主なもののみ申し上げます。 25ページの企画費の移動通信用鉄塔施設整備事業費、それから光ブロードバンド設備整備事業は、それぞれ事業費の精算確定見込みによる減額でございます。地域運営体活動推進費交付金132万円の減となっておりますけれども、これは、中川地域運営体の事業が24年度368万円で精算する見込みであるということから減額したものでございます。 それから、11目諸費、過誤納税と還付金でございますけれども、市内法人の固定資産税について、固定資産評価審査委員会の審査に付されていた事案がありましたが、このほど税額が確定し、減額修正されたことから、地方税法に基づきまして5年間分を還付するものでございます。 27ページでございますけれども、3款民生費、社会福祉総務費のうち温泉休養施設の管理運営費でございます。これはクリオンの管理委託料の追加でございます。 それから、2目の障害者福祉費の障害者自立支援給付費4,023万4,000円、事業の精算見込みによる増でございます。 それから、29ページをお開き願いたいと思います。 児童福祉施設費の認可保育園の管理費552万円は、認可保育園のそれぞれの燃料費、光熱水費の追加でございます。 給食業務委託事業費の追加は、角館保育園を増築して、子供さんの数がふえた分の追加でございます。 3款3項1目の生活保護事務費につきましても、事業費の精算見込みによる追加でございます。 31ページのほうでございますけれども、4款衛生費の病院費、病院事業会計補助金2,398万2,000円の減となっておりますけれども、このうち医師等の就学資金の貸付金が1,100万円の減となっております。それから、角館病院の基本設計分の補助金が895万円の減となっております。 32ページ、4款のじんかい処理費、災害廃棄物受入事業費3,361万1,000円の減となっておりますけれども、これも、災害廃棄物の受け入れが12月分だけということで減額になっております。 環境保全センター費のごみ処理場管理運営費277万3,000円は電気代の追加でございます。 5款労働費につきましては、緊急雇用対策の精算による減額でございます。 34ページをお開き願いたいと思います。 農業関係もほとんど精算によるものでございますけれども、政策転換対応型農業支援事業費交付金につきましては、重点品目産地づくり支援事業費の分が増額になっております。 35ページの農地費の農業体質強化基盤整備促進事業費補助金は、国の補正予算に伴うもので、4,900万円でございますけれども、区画拡大25ヘクタール、暗渠排水16ヘクタールを予定しております。いずれも、繰越事業となる見込みでございます。 林業費の木質バイオマス施設管理運営費1,523万8,000円につきましては、電気代の増が主なものでございます。 37ページに飛びますけれども、8款2項の雪寒地域機械整備費につきましては、事業が25年度に繰り越されております。交付金が24年度に入りませんでしたので、減額になっております。 社会資本整備交付金事業1,438万5,000円の減も、交付金の減による事業の減でございます。 38ページの都市計画費の街路事業費、岩瀬北野線、24年度分の交付金が減少となりまして、事業につきましては1億1,638万7,000円の減となっておりますけれども、25年度のほうに交付金が入っておりますので、25年度に、その分、事業が行われる予定になっております。 飛びまして、教育委員会のほうに入りますけれども、41ページ、中学校費の教育振興費、生徒派遣費補助金につきましては、市内の中学生のスキーで、東北大会、全国大会に出場がありましたので、その分の追加でございます。 一般会計の主なものは以上でございます。よろしく御審議いただきますようよろしくお願い申し上げます。 続きまして、特別会計の集中管理特別会計でございます。 議案第49号 平成24年度仙北市集中管理特別会計補正予算(第2号)でございます。 特別会計の補正予算書をお開き願いたいと思います。 1ページでございます。 これも、精算によるものですけれども、527万7,000円を追加し、歳入歳出それぞれ44億8,920万6,000円とするものでございます。 歳入歳出明細は4ページでございます。 物品の使用収入としては47万4,000円の追加でございます。 職員給与費につきましては595万6,000円の減額となっております。光熱水費が914万円の追加、それから社会保険料につきまして161万9,000円の追加となっております。歳入歳出も同じでございます。 簡単ですが、説明を終わります。よろしく御審議いただきますようお願いします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第50号から議案第52号まで、佐藤秋夫建設部長。 ◎建設部長(佐藤秋夫君) 議案第50号について御説明申し上げます。 特別会計補正予算書つづりの9ページをお開き願います。 議案第50号 平成24年度仙北市下水道事業特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1,027万円を減額し、予算の総額をそれぞれ9億9,111万円とするものでございます。 第2条、第3条、第4条のそれぞれの補正でございます。 12ページをお開きください。 第2表繰越明許費の補正ですが、公共下水道事業費については、下水道事業団に委託し、実施しております田沢湖浄化センターの再構築工事に不測の日数を要したために、繰り越しをお願いするものでございます。 流域下水道大曲処理区負担金については、大曲処理センターの増築工事に伴う建築確認申請に不測の日数を要したため、年度内完成ができなくなったため、繰り越しをお願いするものでございます。 第3表の債務負担行為補正については、利用増による増額をお願いするものでございます。 次の第4表地方債補正については、過疎対策事業債を廃止するものでございます。 次に、事項別明細書で御説明申し上げます。 15ページをお開きください。 歳入、1款2項1目下水道事業受益者負担金は収入見込みによる補正でございます。 2款1項の使用料については、滞納繰越分の収入見込みによる補正が主なものでございます。 5款1項一般会計繰入金については、事業精査により減額をするものでございます。 8款1項市債については、公共下水道事業債に増額し、過疎対策債を減額し、過疎対策債は廃止するものでございます。 次に、歳出について説明いたします。 16ページでございます。 1款1項総務管理費の減額につきましては、事業精査による補正でございます。 2款1項公共下水道事業費、流域下水道大曲処理区負担金の減額が主なものでございます。 3款1項公債費については起債の事業精査による補正でございます。 次に、議案第51号、19ページでございます。 議案第51号 平成24年度仙北市集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ162万5,000円を減額し、予算の総額をそれぞれ3億4,897万1,000円とするものでございます。 第2条債務負担行為、第3条地方債の補正でございます。 22ページをお開きください。 第2表債務負担行為補正ですが、利用者がなかったということで、廃止をお願いするものでございます。 第3表地方債補正については、限度額を変更するものでございます。 次に、事項別明細書で説明申し上げます。 24ページでございます。 歳入の主なものについて御説明いたします。 1款1項分担金、2款1項使用料ともに収入見込みによる補正でございます。 4款1項一般会計繰入金については事業精査による減額でございます。 7款1項市債についても事業精査による減額でございます。 歳出について、25ページをごらんください。 1款1項総務管理費については、事業精査による減額と債務負担行為廃止による減額でございます。 2款1項公債費については、元金、利子とも減額するものでございます。 次に、議案第52号について御説明します。 27ページでございます。 議案第52号 平成24年度仙北市浄化槽事業特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ237万9,000円を減額し、予算の総額をそれぞれ1億1,123万9,000円とするものでございます。 30ページをお開きください。 第2表債務負担行為補正ですが、利用者がなかったということで廃止するものでございます。 第3表地方債補正については、限度額の増額をお願いするものでございます。 事項別明細書で御説明申し上げます。 32ページでございます。 歳入の主なものについては、1款1項分担金、2款1項使用料とも収入見込みによるものでございます。 4款1項一般会計繰入金については、事業精査による減額でございます。 市債については記載のとおりでございます。 歳出、33ページでございます。 1款1項総務管理費については、事業精査による減額と債務負担行為を廃止したことによる減額が主なものでございます。 以上、簡単でございますが、議案第50号、第51号、第52号の説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第53号及び議案第54号について、高橋俊一市民生活部長。 ◎市民生活部長(高橋俊一君) 議案第53号について御説明申し上げます。 特別会計補正予算書の37ページをお開きいただきたいと思います。 平成24年度仙北市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を次のように定めるものでございます。 歳入歳出予算の補正では、事業勘定では、歳入歳出予算の総額からそれぞれ3,124万円を減額し、総額を40億4,013万9,000円とするものです。 田沢診療施設勘定につきましては、歳入歳出それぞれ1万2,000円を追加し、総額を3,409万4,000円とするものでございます。 神代診療施設勘定につきましては、予算の総額に歳入歳出それぞれ5万5,000円を追加し、予算の総額を1億1,029万5,000円と定めるものでございます。 今回の補正予算の内容としましては、事業勘定の歳入では、一般会計からの繰入金、それから特別調整交付金等の確定及び精算、歳出では、保険財政共同安定化事業拠出金、退職者医療交付金等の確定及び今後の見込み額の変更に伴うものであります。 診療施設勘定の田沢及び神代につきましては、精算見込みに伴う補正でございます。 以下、主な補正項目につきましては、補正予算書の41ページをお開きいただきたいと思います。 事業勘定の歳出の中ほどですけれども、4款1項1目療養給付費交付金で1,359万8,000円の減額、これは、23年度分の交付金の精算を現年度分の歳入で、相殺する精算を行うことによります減額でございます。 歳入の次のページ、42ページ、9款1項1目の一般会計繰入金で2,229万3,000円の減額の主な内容ですけれども、一般会計を経由して繰り入れられる国・県及び一般会計からの負担金等の確定に伴うものでございます。 次に、歳出でございますが、44ページをお開きいただきたいと思います。 一番上、7款1項3目保険財政共同安定化事業拠出金で1,511万1,000円の追加は、国民健康保険連合会より拠出見込み額の変更が示されたことに伴うものでございます。 それから、下のほうの11款1項3目の国庫補助金等返還の1,354万円の減額でございますけれども、これは、歳入の部分で、療養給付費と交付金、23年度分の交付金の精算を歳入部分で相殺することになったことに伴いまして、歳出予算を減額するのが主な内容になっているものでございます。 診療施設勘定につきましては、先ほど申しましたように精算に伴うものでございますので、以上でございます。よろしくお願いいたします。 続きまして、議案第54号について御説明申し上げます。 補正予算書53ページをお開きいただきたいと思います。 平成24年度仙北市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は次に定めるところによるものでございます。 歳入歳出予算の補正としまして、歳入歳出それぞれ79万3,000円を追加し、予算の総額を3億509万3,000円と定めるものでございます。 内訳につきましては、事項別明細書の56ページを開きいただきたいと思います。決算見込みに基づく精算のための補正になっております。 歳入では、前年度繰越金の確定に伴います79万3,000円を追加し、歳出では広域連合納付金に79万3,000円を追加する内容になっているものでございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第55号について、高田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(高田紀市君) 議案第55号について御説明申し上げます。 予算書の57ページのほうをお開き願いたいと思います。 平成24年度仙北市介護保険特別会計補正予算(第3号)でございます。 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,714万2,000円を追加しまして、歳入歳出の総額をそれぞれ5億158万7,000円とするものでございます。 事項別明細書のほうをごらんになっていただきます。 60ページをお開き願います。 まず、歳入でございますが、6款繰越金、1項1目の繰越金3,689万7,000円を追加するものです。これは、前年度繰越金のうち、これまでに予算未計上であった残額分を計上するものでございます。 次に、7款諸収入、1項1目雑入ですが、24万5,000円の追加であります。これは、財団法人秋田県市町村職員互助会が解散したことに伴い、精算金分を収入するものであります。 次に、歳出でございますが、1款総務費、1項1目の一般管理費は190万1,000円の減額であります。内容は、まず職員給与費で272万4,000円の減額であります。これは、介護職員が12月末で1人退職した分と時間外手当の減額であります。それから、一般管理費には82万3,000円追加でありますが、これは、臨時職員の賃金関係と水道料、ガス代の追加でございます。 5款予備費ですが、3,904万3,000円の追加でありますが、これは歳入歳出との調整額を計上してございます。 以上、簡単でありますが、説明を終わります。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第56号から議案第58号まで、倉橋総務部長。 ◎総務部長(倉橋典夫君) 議案第56号 平成24年度仙北市生保内財産区特別会計補正予算(第3号)について御説明いたします。 63ページをお開き願います。 生保内財産区補正予算は、1,127万8,000円を追加し、歳入歳出それぞれ8,621万6,000円とするものでございます。 67ページの歳入ですけれども、財産貸付収入は55万8,000円の減となっております。不動産売払収入の土地売払収入877万7,000円の追加ですけれども、主なものとしては、県道西山生保内線の用地費597万4,000円、火山砂防堰堤の工事に伴う用地費226万7,000円となっております。生産物売払収入は、間伐財の売り払いが減となっております。 前年度繰越金994万2,000円、これで全ての繰越金でございます。 雑入につきまして、森林環境保全整備事業費は精算により減額になっております。 それから、秋田県市町村職員互助会の精算に伴う生保内財産区会計に入ってくる分の精算金9,000円を計上しております。 68ページ、歳出のほうでございます。 3款の造林費につきましては、事業の縮小によりまして411万円の減となっております。森林総合研究所の作業路整備費も減となっております。 それから、4款の諸支出金で、生保内財産区地域振興基金に800万円を積み立てるものでございます。 予備費に879万7,000円を計上しております。 以上が生保内財産区の特別会計の補正予算でございます。 議案第57号 平成24年度仙北市田沢財産区特別会計補正予算(第2号)について御説明いたします。 71ページをお開き願います。 田沢財産区特別会計は、789万6,000円を追加し、歳入歳出それぞれ4,457万4,000円とするものでございます。それから、繰越明許費につきましては、第2表の繰越明許費補正によるものでございます。 繰越明許費のほうから先に御説明いたします。 74ページでございます。 3款の財産費の森林総合研究所造林作業道開設費644万8,000円を繰り越すことにしております。これは、作業路の開設費として、大深1枝線の作業道開設につきまして、雪のため事業が困難になったことから繰り越すものでございます。 歳入歳出予算の明細でございます。 76ページ、歳入でございますけれども、1款2項3目の生産物売払収入につきましては、搬出間伐材の売払収入の追加でございます。2款の前年度繰越金549万6,000円の追加で全てでございます。森林総合研究所の受託事業については減となっております。 歳出のほうでございますけれども、造林事業費はそれぞれ事業の精算による減でございます。 4款の諸支出金で、田沢財産区地域振興基金に対して899万8,000円を追加して積み立てます。あと、予備費のほうに239万2,000円を予算計上しております。田沢財産区については以上でございます。 続きまして、議案第58号 平成24年度仙北市雲沢財産区特別会計補正予算(第1号)でございます。 79ページをお開き願います。 雲沢財産区会計は、14万5,000円を減額して、総額を歳入歳出それぞれ315万5,000円とするものでございます。 82ページをお開き願います。 歳入のほうでは、財産区造林基金の繰入金を50万8,000円の減としております。前年度繰越金は36万3,000円を計上しております。 歳出につきましては、造林保育事業費の精算による減等でございます。予備費に9万円を計上しております。 以上で、雲沢財産区特別会計の説明を終わります。よろしく御審議いただきますようお願いします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第59号について、新山企業局長。 ◎企業局長(新山敦晃君) 議案第59号について御説明いたします。 特別会計の補正予算書つづり85ページでございます。 議案第59号 平成24年度仙北市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)でございます。 第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ911万1,000円を減額し、歳入歳出それぞれ3億7,219万3,000円とするものでございます。 第2条、企業債の変更については、第2表地方債補正によるものでございます。 89ページにおいて御説明いたします。 事項別明細書でございます。 歳入でございます。 1款使用料及び手数料でございます。 今回、水道使用料、給水収益の伸びが見込まれまして、111万8,000円を追加するものでございます。 3款の一般会計の繰入金でございますが、議案第46号でお願いした金額でございます。95万7,000円の追加をお願いするものでございます。 5款の諸収入でございます。 これについては、補助事業で行っていたところの東前郷地区、神代地区の消火栓新設工事の受託金の精算でございます。 6款市債でございます。 水道事業債、それから過疎対策債でございますが、これについても、簡易水道事業の精算によるところで、1,090万円を減額するところでございます。 次ページ、歳出でございます。 1款総務費の一般管理費でございます。説明欄でございますが、上下水道料金及び温泉料金システム改修事業費の精算に伴うところで、92万3,000円の減額でございます。 2目簡易水道施設管理費でございます。施設管理費として、電気料の不足が見込まれ、需用費99万1,000円の追加をお願いするところでございます。 また、水道施設維持管理工事費として、西明寺の工区の配水池の水系並びに桧木内地区の水道減圧弁の追加ということで、工事請負費187万4,000円をお願いするものでございます。 2款事業費でございます。東前郷地区、神代地区並びに西明寺地区排水管新設工事の設計の見直し並びに工事精算による減額でございます。 簡単ですが、説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほど、お願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第60号について、藤村医療局長。 ◎医療局長(藤村好正君) 議案第60号 平成24年度仙北市病院事業会計補正予算(第3号)について御説明いたします。 第1条でございます。平成24年度仙北市病院事業会計補正予算(第3号)は次に定めるところによるものでございます。 第2条、業務の予定量は、既決予定額を下段の補正予定額に変更するものでございまして、(2)の年間患者数の落ち込みによるもので、入院患者数が5,355人減、外来患者数が9,835人の減を予定しております。 (4)の主な建設改良事業の建設改良工事費は新角館総合病院基本設計の発注差額による減額、下段の有形固定資産購入費は医療機器購入の精算による減額でございます。 次のページの第3条収益的収入及び支出でございます。 これは、第2条、前のページの業務の予定量の変更に伴う補正ということでございます。 補正の主なものでございますけれども、1款1項田沢湖病院の医業収益の減額の主なものは、患者数の減少に伴うものということでございます。 第2項の医業外収益の増加でございますけれども、これは不採算地区病院への地方交付税の増額分でございます。 次に、第2款第1項角館総合病院の医業収益の減少は、患者数の減少に伴うものということでございます。 第2項の医業外収益の増加分でございますが、これは産科設置医療機関に対する県補助金の増加分でございます。 支出のほうでございますけれども、第1款第2項、2款両病院とも医業収益の減少分は、職員給与費の減額分、職員数の減少に伴う職員給与費の減額分でございます。 次のページ、3ページの第4条資本的収入及び支出でございますけれども、これも、第2条の業務の予定量で説明しましたように、角館総合病院の新病院の基本設計の発注差額、それから医療器械の購入差額ということでございます。 次に、第5条企業債及び第6条議会の議決を経なければ流用することのできない経費、第7条他会計からの補助金、第8条棚卸資産購入限度額については記載のとおりでございます。 以上で、提案理由の説明は終わります。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第61号について、新山企業局長。 ◎企業局長(新山敦晃君) 議案第61号について御説明いたします。 平成24年度仙北市水道事業会計補正予算(第3号)でございます。 第2条の収益的収入及び支出でございますが、収入支出とも総額に変わりはございません。支出の第1款上水道事業費、第1項営業費用の中の230万2,000円を追加し、第4項予備費から230万2,000円を充用するものでございます。内容については、職員給与費として総合事務組合の退職手当特別負担金を計上したものでございます。 次ページでございます。 第3条議会の議決を経なければ流用することのできない経費ということで、今回、補正したことでの職員給与費を改めたものでございます。 以上で、簡単ですが、説明を終わります。よろしく御審議のほど、お願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第62号について、佐藤秋夫建設部長。 ◎建設部長(佐藤秋夫君) 議案第62号について御説明申し上げます。 議案書つづり112ページをごらんいただきたいと思います。 議案第62号 市道の変更認定について。 道路法第10条第2項の規定に基づき次の路線を変更認定するので、同法第8条第2項の規定に基づき議会の議決を求めるものでございます。 次のページからの市道変更認定調書と位置図をごらんいただきたいと思います。 路線につきましては、小勝田中村4号線、同じく小勝田中村5号線、山崎上町屋線の3路線を変更するものでございます。 これらの路線は、全て国道46号角館バイパス整備の関係で、延長が短くなったための変更でございます。 以上、簡単でございますが、説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第63号から議案第65号について、倉橋総務部長。
    ◎総務部長(倉橋典夫君) 議案第63号 仙北市過疎地域自立促進計画の変更について御説明いたします。 議案つづりの113ページでございます。 仙北市過疎地域自立促進計画を変更することについて、過疎地域自立促進特別措置法第6条第7項において準用する同条第1項の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。 114ページの変更内容でございます。 今回、新しく事業計画の中に生活路線代替バス購入事業を計画に盛り込むための変更でございます。 115ページに、一覧表が年次ごとにあります。自動車等の項目の中に、生活路線代替バス購入事業として、25年度の計画に、2,027万1,000円を新たに計画に盛り込むものでございます。 なお、同じ計画の中で、電気通信施設等情報化のための施設の項目の25年度の事業費が変更になっておりますけれども、この変更につきましては、議会の議決を要しない変更であるというふうに県のほうから言われております。ただ、参考までに、その部分の事業費も変更になっておりますので、御了解いただきたいと思います。 続きまして、議案第64号の説明を申し上げます。 議案第64号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定についてでございます。 辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第1項の規定に基づき、別紙のとおり小渕野辺地に係る公共的施設の総合整備計画を策定するものとする。 117ページに計画書がございます。小渕野辺地は西木町のここに記載している字の地域でございます。今回、整備を必要とする事業につきましては、当辺地は、集落が点在し、市の中心地から遠距離に位置しているということで、市道小渕野山崎2号線は、当辺地区域内の集落と市街地を連絡する重要な生活道路であるが、路線の整備が極めておくれている。そのため、市道の改良舗装工事を行うものでございます。事業費としては、3,600万円を計上しております。そのうち、辺地対策事業債も同額を予定しているものでございます。 次に、議案第65号 公の施設の指定管理者の指定についての議案を説明いたします。 仙北市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例第6条の規定により、次の団体を仙北市民バス(中川線及び下延八割線)の指定管理者として指定する。上記、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。 角館のスマイルバスの指定管理でございます。 指定管理となる団体につきましては、これまで指定管理を行っておりました株式会社西宮家でございます。指定の期間につきましては、平成25年4月1日から平成27年3月31日までの2年間となっております。この2年間というのは、この後、補助制度等が、大きく変わることが予想されるため、2年間としたものでございます。 以上、簡単ですが、議案の説明を終わります。--------------------------------------- △会議時間の延長 ○議長(佐藤峯夫君) 会議時間の延長を行います、18時まで。--------------------------------------- ○議長(佐藤峯夫君) 議案第66号について、平岡商工課長。 ◎商工課長(平岡有介君) 議案第66号 仙北市手数料条例の一部を改正する条例制定についての提案理由の御説明を申し上げます。 議案つづりの119ページをお開き願います。 仙北市の手数料条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでございます。 次のページをごらんください。 このたびの手数料条例の改正につきましては、秋田県が定める市町村への権限移譲の推進に関する条例で、権限移譲の対象とされてございます砂利の採取計画の認可事務について、本年4月1日から仙北市に執行権限が移譲されることに伴いまして、その事務手数料の規定を手数料条例の別表に加えるというものでございます。本則に記載のとおり、計画の認可申請については、1件につき3万7,700円、計画の変更認可申請につきましては、1件につき1万7,000円の手数料を徴収するものでございます。 なお、河川につきましては、別途、河川管理者に申請することとなるため、権限移譲の対象外となるということでございます。 本条例の施行は平成25年4月1日からを予定してございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第67号について、高田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(高田紀市君) 議案つづりの121ページをお開き願います。 議案第67号について御説明申し上げます。 仙北市障害程度区分認定審査会の委員の定数等を定める条例の一部を改正する条例制定について、仙北市障害程度区分認定審査会の委員の定数等を定める条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものであります。 次のページをお開き願います。 仙北市障害程度区分認定審査会の委員の定数等を定める条例の第1条中、「障害者自立支援法」を「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」に改めるもので、平成25年4月1日から施行するものであります。今回の改正は、障害者自立支援法が、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律、通称、障害者総合支援法でありますけれども、これにかわり公布されまして、平成25年4月1日からの施行となっております。この法律の名称変更に伴って、関係する条例の条文の文言を変更するものでございます。 以上、簡単でありますが、説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 議案第68号について、佐藤秋夫建設部長。 ◎建設部長(佐藤秋夫君) 議案第68号について御説明申し上げます。 123ページでございます。 議案第68号 仙北市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例制定について、仙北市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでございますが、この条例改正は、道路法の改正により、道路の構造または交通に支障を及ぼすおそれのある工作物の欄に2項目が追加されました。このことによりまして、市条例の別表中の条文を2つずつ繰り下げることになったための条例でございます。 以上、簡単ですが、説明を終わります。よろしく御審議をお願いいたします。 ○議長(佐藤峯夫君) 日程第8、議案第4号 秋田県後期高齢者医療広域連合規約の一部変更の訂正についてから日程第72、議案第68号 仙北市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例制定についてまでの提案理由の説明を終わります。--------------------------------------- △議案第69号~議案第72号の上程、説明、質疑、採決 ○議長(佐藤峯夫君) 次に、日程第73、議案第69号 仙北市田沢財産区管理委員選任につき同意を求めることについてから日程第76、議案第72号 仙北市田沢財産区管理委員選任につき同意を求めることについてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 議案資料集125ページであります。 議案第69号 仙北市田沢財産区管理委員選任につき同意を求めることについてであります。 次の者を仙北市田沢財産区管理委員に選任したいので、仙北市田沢財産区管理会条例(平成20年仙北市条例第31号)第3条の規定により議会の同意を求めるものであります。 選任すべき委員の住所、氏名、生年月日であります。住所は仙北市田沢湖田沢字寺下94番地、氏名は千葉栄幸さんであります。生年月日は昭和29年8月5日生まれの58歳であります。 同じく議案第70号 仙北市田沢財産区管理委員選任につき同意を求めることについてであります。 同じ状況であります。 選任すべき委員の住所、氏名、生年月日は、住所、仙北市田沢湖田沢字大山3番地1、氏名は藤原修さんであります。生年月日は昭和23年8月7日の64歳であります。 同じく議案第71号 仙北市田沢財産区管理委員選任につき同意を求める事案であります。 選任すべき委員の住所、氏名、生年月日であります。住所、仙北市田沢湖田沢字先達86番地、氏名、羽根川覺さんであります。生年月日、昭和19年10月15日生まれ、68歳であります。 同じく議案第72号 仙北市田沢財産区管理委員選任につき同意を求める事案についてであります。 選任すべき委員の住所、氏名、生年月日でありますが、住所は仙北市田沢湖田沢字打野119番地1、氏名、千葉恒昭さんであります。生年月日は、昭和19年2月26日生まれ、69歳であります。 いずれの方も、地域事情に大変詳しく、公正公平で、その人柄も温厚、思慮深い皆様であります。地域の人望が厚く、田沢財産区管理委員に適任と考えております。いずれの皆様も再任であります。どうか御同意をよろしくお願い申し上げたいと思います。 ○議長(佐藤峯夫君) 提案理由の説明を終わります。 議案第69号から議案第72号まで、選任関連の議案を一括して質疑の時間といたします。 質疑ありませんか。 19番。 ◆19番(高久昭二君) ただいま門脇市長から詳しく提案理由の御説明をいただいたわけではございますが、いずれも、住所を見まして、各集落、田沢地区4集落から代表されて、当然、門脇市長がおっしゃるように、その地域に非常に詳しく適任の方だと思います。しかし、1つだけお伺いしたいと思います。 実は、生保内財産区は、御承知のとおり、私は、合併してから初めてこういう方法がとられているんだとわかったんですが、不勉強でしたけれども、そこの地域に暮らす住民登録をされている方々の有権者の選挙でもって、財産区の管理委員を投票でもって決めておるわけですけれども、同じ田沢湖、生保内地区、そして田沢湖、田沢地区とは、どういう関係で、このような選出方法に、片や市長が、昔は町長でしょうけれども、任命する。または、片や、生保内財産区は選挙でもってやるというふうなことになったものでしょうか、ちょっとお聞きしたいんですが。 ○議長(佐藤峯夫君) 倉橋総務部長。 ◎総務部長(倉橋典夫君) 今の高久議員の御質問にお答えいたします。 田沢財産区と生保内財産区の2つの財産区が旧田沢湖町にございまして、生保内財産区も、一時期、任命制になったこともございますけれども、地域の声が反映された形で、選挙制度ということになったというふうに理解しております。その地域のそれぞれの御判断だというふうに理解しております。 ○議長(佐藤峯夫君) 19番。 ◆19番(高久昭二君) いずれの両財産区とも、旧田沢湖町民のための非常に貴重な財産、そしてその後、17年に合併してからは、仙北市民にとって非常に貴重な財産でありますので、私は、先ほど倉橋総務部長がおっしゃったように、その関係、市民の方々の声をより正確に反映するために、今回は任命ということで提案されたんですが、今後、田沢財産区についても、雲沢財産区についてもどうするのか、私は、旧角館の人間でありますけれども、検討課題として、やはりより選ばれる方々が民主的に選ばれるということは、非常に社会の進歩からしても、仙北市にとってもマイナスにはならないと思いますので、その点を御検討願えないものかどうか、もしお考えがあればその点だけの答弁をよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 勉強させていただきたいと思います。 ○議長(佐藤峯夫君) 今の議論については、所管の総務文教常任委員会でも十分に論議をしてくださるよう願っております。 これで質疑を終わります。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第69号から議案第72号までについては、会議規則第39条第3項の規定により、委員会への付託を省略し、討論を打ち切りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第69号から議案第72号までの各案は、委員会への付託を省略し、討論も省略することに決定いたしました。 これより採決を行います。 議案第69号 仙北市田沢財産区管理委員選任につき同意を求めることについて、千葉栄幸氏を選任し同意することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認め、本案は原案のとおり同意されました。 次に、議案第70号 仙北市田沢財産区管理委員選任につき同意を求めることについて、藤原修氏を選任し、同意することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認め、本案は原案のとおり同意されました。 次に、議案第71号 仙北市田沢財産区管理委員選任につき同意を求めることについて、羽根川覺氏を選任し、同意することに御異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認め、本案は原案のとおり同意されました。 次に、議案第72号 仙北市田沢財産区管理委員選任につき同意を求めることについて、千葉恒昭氏を選任し、同意することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり同意されました。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(佐藤峯夫君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。                              (午後4時58分)...